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「空間」の働きかけで真実を知る

「この人はどうみてもまちがってる!」
「本当のことがわかっていない!」

・・・と思うとき、そのことを説明しようとして、説得しようとして、「だからあなたはまちがっている!」とわからせて、相手を変えようとしても、まずうまくいかない。

それはその人が自分とは別の世界に生きているから。自分から見ると例え明らかにまちがっているように見えることも、それはその人が生きてきた経験の中で感じていることなので、その人にとっては、その人の世界では、それは真実。

その人が創り出している世界と自分の生きる世界は別。

その人が本当のことを知りたいという思いがないかぎり、いくら真実を見失っていたとしても、いくら説得しようとしたところで、本当のことにはなかなかたどり着けない。

だから他人にその人を変えることはできない。

その人を変えられるのはその人自身しかいない。

でも、その人が自分にとって、とても大切な人で、真実を見失って苦しんでいるのを目の前にして、なんとかしてあげたいという思いがあるとき、ただその人が変わるのを待つしかないのか?

そんなときに唯一できること。それは・・・?

その考え方の違う人との関係の中で、もちろんその人の世界を尊重しながら、その人と向かい合ったときに、「今ここ」にいるその人との間に「空間」を持ち込むこと。

するとその空間がその人に対して働きかけてくれる。とても不思議な話だけど、自分と価値観が違う人との間に「空間」を持ち込むことによって、その空間からの働きかけが必ずある。その人の内面の深いところからその人に働きかけるので、その人にとっては、自分から「変化したいな」とか「変化しよう」という感覚がわきあがってくる。そして、向こうから本当のことを知りたいと求めてきてくれるようになる。そのときこそ、自分の知る真実をちゃんとお話すればいい。

そういう機会が訪れない限りは、訪れるまでその人との間に「今ここ」という「空間」を持ち込む。一度でも試してみるとよくわかる。

全くそりが合わない。考え方も違う、生き方も違う、どうしようもない、という人なら離れていく。近しい人でなんとかしたいという思いのある人なら、向こうから聴いてくるようになる。そうしたら手を差し伸べることができる。真実を話してあげることができる。


今日もこちらの動画から学ばせていただきました!(16:57~)
https://www.youtube.com/watch?v=4Ce5lQGOADA

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