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『特別』になるのが怖かった私へ(8/12)


4月〜6月に、はちみつコミックエッセイ主催の
コミックエッセイ描き方講座を受講していました。


そこでの最終課題として描いた作品を
少しずつ載せています。



『特別』と他者と私④





「自分で自分のことを否定していた」

ということに気がつくと
これまでの傷つきや悲しみが
次々と思い出されてきました。


その体験は
トゲが刺さった傷口から
どんどん汚染されていくような
進行性の痛みを感じるようなものではなく
トゲを抜き、目の前に並べ
傷口に手を当てて
疼きを味わうようなものでした。

懐かしさすらも感じたり…



一方で

「自分は相手のことを否定していた」

ということは
私にとってまあまあショックな事実でした。



どうやら私は

「相手のことを否定的に思ってはいけない」

という思い込みも
まだまだ抱えていたようです。



頭では

「心の中は自由」
「どんな感情も否定しなくていい」

と理解しているつもりですし
面接の中でもよく相手に伝える言葉です。



しかし
自分の中にイヤな自分がいる
ということを認めるのは
やっぱり心地いいものではないので
無意識に隠れてしまう
隠してしまうのだろうと思います。



なので
自分の弱いところ、醜いところ
酷いところ、残酷なところ、薄暗いところ
ドロドロとしたところほど
覚悟を決めて積極的に迎えに行くことが
大切なんだろうなと思います。



以前は

「いや、ちがう!自分はそうじゃない!」

ともっと抵抗していたように思いますが
いったい誰に対して言い訳をしているのか
だんだん疑問に思えてきて
ついにはそうやって抵抗するのが
めんどくさくなるまでになりました。

(でも、やっぱり
めちゃくちゃ抵抗あることもあるし
気がついてないことも多分いっぱいある…!)




「あ〜、私、そういうとこあるな〜」

と思えたら
あとは愛してやるのみ!

というのは
抽象的で大袈裟かもしれませんが
自分の弱さを可愛がれるようになったら
傷つく度に、イラつく度に

「あれ?自分になんか刺さってるのかな?」

と自分の中身を
気軽に点検できるようになりました。



そして見つけたら

「うわ〜!こんなの刺さってた!」

とうれしくなるほどです。




でも
なかなか何が刺さっているのか
考えても考えてもわからないこともあり
それはやはり
無意識に抵抗をしているのだろうなぁと
ぼんやり思います。



「怒らないから出ておいで」

と言っているつもりなのに

「そんなこと言っても絶対怒るじゃん」

と向こうに思われている感じも…






きっと
こちらの準備が整ったら
出てきてくれるのかなと感じているので
信頼をしてもらえるような
自分になれるようにと
過ごしています。




自分のいいところを見つけて
伸ばしていくことも成長です。

そして
自分の弱いところを見つけて
受け入れていくこともまた
大切な成長なのではないでしょうか。











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