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この春 天敵に遭遇したら!

この歳になったから言えることは多い。
ここで言う天敵とは、どうしても受け入れることが難しい人脈のことだ。
サラリーマンで生きてきた私にも必ずと言っていいほど天敵が側にいた。
いや、自分が天敵と決めつけていた人のことだ。


天敵に遭遇した時の対処法!

偉そうに指示をする人、怖いものがない人、自分を中心に地球が回っていると思っている人、誰からも嫌われている人、権力を振り回す人などは大方が天敵の部類だろう。
これは自分から見てそんな風に見える人という意味だ。
天敵は自覚している人もいれば自覚できていない人もいる。

天敵に人生を振り回されないために

この春転勤や移動でそんな天敵に遭遇した人にとっては大問題だ。
天敵の存在が理由で会社をやめる人も少なくない。

人手不足と言われる昨今、これは企業にとっても由々しき事態だ。

離職率の高い部署や会社にはこの問題が隠れていることも少なくない。
賃金や労働よりも大きな離職原因になっていることもある。

10年以上も同じ会社でキャリアを積んだ人が転職を考えるのは、どちらにとっても不利だ。

もし天敵に遭遇したら先ずは当たり障りのないところで観察することだ。
相手のことを知らずに近寄るのは危険だ。

観察するのは天敵の弱点と対処法だ。
もちろん危険スイッチの確認を怠らないようにしなければならない。
突然地雷を踏まないためだ。

この天敵が厄介なのは自分の会社にだけいるとは限らないことだ。
取引先や顧客の中にも隠れている可能性は否定できない。

私の経験で言えることは、もし天敵に遭遇してもすぐに転職などを考えないことだ。
もし転職しても更に強敵の天敵が待ち構えていることも多いからだ。

天敵はどこにでも潜んでいるものと考え、転職では解決できないと思うことだ。

ロックオンの可能性は中間管理職に多い

昇進したと両手を上げて喜べない理由は天敵の存在だ。
下手をすれば板挟みになってストレスが限度を超えることすらあるからだ。

経営陣の言いなりになれば、今度は自分が多くの部下の天敵になってしまうことすら考えられる。

そうなれば離職率が上がり、成績は下落して会議でのストレスは急上昇する。

中間管理職になった人は、先ず自分が天敵になることを避けるべきだ。
そして自分の周りから天敵を遠ざけることが平和をもたらす。

それが例え顧客であったとしても私なら排除することを考える。
部下が天敵だと見極めていても排除する権限がないからだ。

中間管理職が不利なのは天敵に遭遇する可能性が高いからだ。
昭和から長年同じ会社で権力を求め、今の地位を築いた人には天敵になり得る素質も充分備わっている。

このような天敵の存在は日本だけの話ではない。
大韓航空ナッツリターンと言われる事件は、正に大韓航空の社員にとって最強の天敵が原因だった。
この事件でも中間管理職の社員がロックオンされてしまったのだ。

天敵をかわす武器

天敵を遠ざけたり自分から近寄らないことができればそれに越したことはないが、どうしても接触しなければならない時は柔軟な対応でその場を遣り過ごすしかない。

その時に武器になるのは優柔不断と八方美人だ。
もし攻撃を受けたとしても、ぬかや豆腐に変身しておけば天敵も手ごたえは感じないはずだ。

真っすぐ立ち向かっても勝ち目はないだろう。
そんな時はとにかくその場をうまく遣り過ごすことだ。

そうは言ってもたまに遭遇する天敵ならいいが、常に近くで居座っている天敵の場合は厄介だ。

そんな時はカメレオンのようにできる限り保護色に変化し、気付かれないように我慢するしかないだろう。
とにかく目立つことはしないことだ。

いつか必ず天敵の方から離れていくと信じることだ。

天敵より強い人を味方につけるのも戦術としては効果的だ。
つまりこれは天敵の弱点を知り牙を抜いておく作戦だ。

味方につけると言っても人脈を深めておけばいいだけだ。

天敵が牙をむかないということが組織にとっても利益につながると信じることだ。

私が言うまでもなく離職率が高い会社は社会からの信用も低いはずだ。
これほど人手不足が社会問題になっているなら、先ずは離職原因を取り去ることも企業にとって重大な課題になるだろう。

この春就職した人や移動先で天敵に遭遇して悩んでいる人が、少しでも気が休まる切っ掛けになれば幸いだ。

ご検討を祈る。
サラリーマンを卒業したおやじより。

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