好き「だった」友人の結婚式に参列して涙した話。
この投稿をして、半年後の春、結婚式へ参列してきた。
前もってもう一度言うが、
彼にはもう1ミリも異性としての感情は無い。
*
奥様はステキな方で、それはもうベタ惚れで当たり前のような方で。
嫉妬とかそんなものは無いが、
なかなかに何故か気持ちが昇華されなかった。
二人が緊張しながらも笑い合う姿や、
友人に囲まれてる姿を見て、
良かったと心から思い、何度も今以上の幸せを願った時、
何故か、ふと涙が出た。
それは
チャペルでの人前式でも無く、
ご両親への感謝のコメントでも無く、
披露宴で二人が2回目に入場するタイミングで、
決して涙するタイミングでは無い場面だった。
マスク着用を願われるご時世で良かったと心から思える程に
声を上げることもなく、
ただ、涙が出た。
女優が涙を拭わず流す綺麗な涙の様な
静かに片目から流れる程度の涙だった。
派手な入場曲に重ねて思ったのは
「これから隣に居る人をこの女性に決めたんだね」
という親目線というか、何というか。
ただ、心からの幸せを願う甘い涙だった。
*
新郎宛の動画を作成した。
友人から集めた画像を流すだけ、
YouTubeから音源をとった簡単な動画だが、
1枚1枚に愛がある動画。
新郎の友人グループとして渡したが、
発案者も編集も私で
新婦はいい気はしないかも知れない。
そう分かっていながらも、
誰も余興をしないと聞いたので
これまでの感謝とけじめの一つとして
動画を作成した。
友人達はもう「新郎の事昔は好きだったよね」とは触れてこない。
触れられないワードでは無く、
「過去すぎる話」すぎて、誰も覚えていないかと思う。
私自身が「男友達の親友」と豪語するから
そう思い信じてくれているのだと思う。
けれど、私が2年間片想いした相手であった事実だけは変わらなかった。
---
Q
男女の友情は成立するか。
A
人にもよるだろうが、私は成立した。
ただ、一つ奥様には秘密にしないといけない。
私が過去に好きだった異性であることは。
チョコレートに牛乳
奥様に尻に敷かれるのかも知れないが
貴方らしくこれからも楽しく生きて欲しい。
たまには同窓会を開いて、また笑い話に素敵な花を咲かせようね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?