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好き「だった」友人の結婚式に参列して涙した話。

この投稿をして、半年後の春、結婚式へ参列してきた。

前もってもう一度言うが、
彼にはもう1ミリも異性としての感情は無い。




奥様はステキな方で、それはもうベタ惚れで当たり前のような方で。
嫉妬とかそんなものは無いが、
なかなかに何故か気持ちが昇華されなかった。

二人が緊張しながらも笑い合う姿や、
友人に囲まれてる姿を見て、
良かったと心から思い、何度も今以上の幸せを願った時、
何故か、ふと涙が出た。

それは
チャペルでの人前式でも無く、
ご両親への感謝のコメントでも無く、
披露宴で二人が2回目に入場するタイミングで、
決して涙するタイミングでは無い場面だった。

マスク着用を願われるご時世で良かったと心から思える程に
声を上げることもなく、
ただ、涙が出た。
女優が涙を拭わず流す綺麗な涙の様な
静かに片目から流れる程度の涙だった。


派手な入場曲に重ねて思ったのは
「これから隣に居る人をこの女性に決めたんだね」
という親目線というか、何というか。

ただ、心からの幸せを願う甘い涙だった。




新郎宛の動画を作成した。
友人から集めた画像を流すだけ、
YouTubeから音源をとった簡単な動画だが、
1枚1枚に愛がある動画。

新郎の友人グループとして渡したが、
発案者も編集も私で
新婦はいい気はしないかも知れない。

そう分かっていながらも、
誰も余興をしないと聞いたので
これまでの感謝とけじめの一つとして
動画を作成した。



友人達はもう「新郎の事昔は好きだったよね」とは触れてこない。
触れられないワードでは無く、
「過去すぎる話」すぎて、誰も覚えていないかと思う。
私自身が「男友達の親友」と豪語するから
そう思い信じてくれているのだと思う。

けれど、私が2年間片想いした相手であった事実だけは変わらなかった。


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男女の友情は成立するか。

A
人にもよるだろうが、私は成立した。

ただ、一つ奥様には秘密にしないといけない。
私が過去に好きだった異性であることは。





チョコレートに牛乳



奥様に尻に敷かれるのかも知れないが
貴方らしくこれからも楽しく生きて欲しい。

たまには同窓会を開いて、また笑い話に素敵な花を咲かせようね。


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