チョコレートに牛乳

東京で生きたいと願い叶えた30歳独身、猫目代表。 らしくいこうぜ!! 『アクセサリ…

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東京で生きたいと願い叶えた30歳独身、猫目代表。 らしくいこうぜ!! 『アクセサリーを探して』完結!

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    ほぼノンフィクション 27年間で感じた事のまとめ×ありがとう

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    歌詞に合わせたエッセイです! 超絶自由×超オリジナルですので、悪しからず。

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    最後まで読まないと分からない事多めな文章。 短編小説の目標はバイク川崎バイクさんのショートショート! 頑張ろう!

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    自分のことだったり違ったり。

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    短編よりもちょびっと長め。 『アクセサリーを探して。』完結 『人生の戦友の話をしようか。』連載中

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3年間続いた父からのお弁当。

学校で一番厳しいと言われるダンスクラブに所属していた私は、毎日帰宅したら8時頃で、晩御飯を食べながら寝ていた事もあった。 そんな私の高校時代を支えた、毎日のお弁当の話である。 * 私の母は、所謂ハイスペック人間で、正社員の役職持ちで仕事をしながらも、家事を怠る事を見せた事がない。 料理なんかは得意分野だそうで、時短テクとか考える必要が無いくらい早く、なおかつ美味しい。 母の手料理で不味いと思った事は人生で一度も無く、私は大学まで外食経験が非常に少なく、身体の資本は母の手料

    • 心の綺麗さはきっと顔に出る。

      「彼氏は…出来た事無いんです」 凄く悲観的と考えていた18歳の夏、私はある女性と出会った。 その歳上の女性は「私もだよ」と同情する訳では無く、笑っていた。 --- 三重にあるパルケエスパーニャというテーマパークをご存知だろうか。 私はそこで大学1年生の夏休み、短期バイトをした事がある。 ルームシェアをしながら、働き続ける2ヶ月。 私はエントランスのスタッフとして雇われた。 正直仕事内容は覚えていない。 ただ、凄く暇だった気がする。 同じタイミングで勤めに来ている方々は

      • 「じゃあTSUTAYA集合で」@Contrails/ジャニーズWEST

        「海外で仕事をします。お世話になりました」 そう言って新卒で入社した会社をあっさり辞めた。 あっさりとは淡白な言い方だが、実際にそうだったかと思う。 話した上司は何度も止めてきたが、キャリアのある先輩方や同期達からは「ついに海外に、やりたい事をしに行くのか」と応援してくれた。 理解ある会社で働けた事、支え合う同期が最高の人財だった事を誇りに思い、私は会社を後にした。 でも実際のところ、辞めると上司に伝える10日前まで、これっぽっちも辞める予定は無かった。 むしろ、インバウン

        • 29歳が思う、歳を重ねるという事。

          歳はとりたくないものだ。 若い頃は早く歳をとりたいと、働きたいと願っていた。 しかし、今となれば子供の頃に戻りたいと切に願う。 学校の休み時間は会社の休憩時間へ、登下校は通勤電車へ、テレビの時間は残業へ変わり、 日々身体は癒しを求めている。 小さい頃、29歳はもっと大人だと思っていた。 29歳になっても15歳から何も変わっていない気がするし、 大人になった気には全くならない。 変わったことと言えば、お金の使い方だ。 あの頃は1000円札を持っていれば無敵だと思っていたし、

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          困った。また歳をとってしまう。30歳までにやるべきこと。

          間もなく29歳になる。 困った。これは紛れもなくアラサーだ。 いや、28でもアラサーだったが。 周りは結婚や恋愛している人が多く、 今日も運命の人に出会ったよ話をInstagramで発見したところだ。 困った。 全く出会っていない。 いや、出会ってるかもしれないが、恋愛に気持ちが向かない。 何故かって? 恋愛よりも大事な事が今あるから。 それは東京で住む事を成し遂げたい。 「いや、え?そんなこと?」 そう言う反応の人と、 「分かるわー」と共感してくれる人の 二手がいて

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          「大好きだからね、いつまでも」と届きましたか?短編小説

          「カナちゃん、次お風呂お母さんが入って良い?」 脱衣所からのドア越しから安心する声で話す母に、はぁいと浴室で響く大きさで答えた。 もう十分に温まった身体を確認し、もう一度湯船で顔を洗ってから立ち上がる。 身体を拭いていると、母が脱衣所に戻ってきて いそいそと服を脱ぎ、しっかり乾かすのよと声をかけてきたので、私は浴室に繋がる扉を譲った。 髪を乾かそうとドライヤーを背伸びして取り、 鏡にはまだ頭しか映らないが、なんとなく鏡の方を見上げながら乾かす。 ドライヤーの熱か、それと

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          好き「だった」友人の結婚式に参列して涙した話。

          この投稿をして、半年後の春、結婚式へ参列してきた。 前もってもう一度言うが、 彼にはもう1ミリも異性としての感情は無い。 * 奥様はステキな方で、それはもうベタ惚れで当たり前のような方で。 嫉妬とかそんなものは無いが、 なかなかに何故か気持ちが昇華されなかった。 二人が緊張しながらも笑い合う姿や、 友人に囲まれてる姿を見て、 良かったと心から思い、何度も今以上の幸せを願った時、 何故か、ふと涙が出た。 それは チャペルでの人前式でも無く、 ご両親への感謝のコメントで

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          軍事攻撃がされる前日、ウクライナの同い年の女性に私は「対岸の火事」だった。

          「私は戦争を経験した事があります。 もう二度と経験したくない」 そう答えていた同い年の女性が居た。 その日、私は仕事の休憩中で TVに映る彼女を見ながら 「ウクライナには戦争経験した同い年の女性が居るんだ」と驚きながらも、 無関心では無いが、私には関係のない事だと思い、仕事に戻った。 --- 翌日、TVを見た時、 あの放送の24時間以内にキエフが攻撃され、 あの綺麗だった街並みは、 映画でしか見た事がない戦車と、大規模地震の後の様な、 けれど空の色だけが鮮やかな、 不

          軍事攻撃がされる前日、ウクライナの同い年の女性に私は「対岸の火事」だった。

          私を自由にしたのは私じゃなくて長男だった。

          私には兄が二人いる。 兄・兄・妹なら、すごく大切に可愛がられて育ったんだと言われることが殆どだが、 実際の扱いは"男扱い"で、よく泣かされて可愛いなんて言って貰った試しが無い。 その為か私は幼少期、男の子が使う言葉遣いや態度、花柄や長髪を嫌う女の子だった。 --- もう一度言うが、私には兄が二人いる。 二人は顔は全然違うが、性格は似ている言えば似ているし、違うと言えば違う。 どちらかと言うと目立つのはいつも次男ばかりだった。 学校のイメージキャラクターや企業HP、全国新

          私を自由にしたのは私じゃなくて長男だった。

          私は人より鈍感で我慢強くてタフなだけ。

          大学1年生の頃、担任補助として小学1年生のクラスを持ったことがある。 ただのボランティアで、夜間学校が始まるまでの間、平日ずっと小学校に居た。 授業をする訳では無く、ただ小学生と勉強したり絵を描いたり遊ぶだけの時間で、 友達からは「その時間をアルバイトしてお金を貰ったら良いのに」と言われていた。 ボランティアを受け入れてくれた校長先生は「教員を目指したいという志が伺える」と言われたが「教育に携わる将来は考えていない」と答え、ハテナマークを浮かばせてしまった。 --- 小学

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          あなたにおすすめのジャニーズ

          「いや、題名よ。 ジャニーズなんか、知らんでも生きていけるし、おすすめされやんでええよ」 そうツッコまれてもおかしくない、新年初めの投稿。 遅いですが明けましておめでとうございます。 最近なかなかに書けなくて、何書こうか悩んでは書いて、止めて、途中で飽きて、を繰り返し、 「あれ、もう3ヶ月くらい投稿してなくない?」と。 何となく自分に負けた気がしたので、 絶対に辞めないであろうネタを書くことにしました。 あくまで個人的にですので温かく見守って、 おすすめされて下さい。

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          泣きそうになったのは軌跡が奇跡すぎたから/短編小説

          「え?報告しましたよ、8月に結婚したって」 紅葉が色付く少し前の季節、平日の夕方におしゃれなカフェの2階で向き合って座る私たちを見て、サラリーマンと女子学生カップルだと思う人は多いかも知れない。 そう話す彼は、見た目とは反して私の一つ歳下の27歳で、私は大学の頃から弟の様に可愛がっている。 男女の関係なんて無縁すぎる姉弟の関係で、今日も以前と変わらず「報告と相談の会」だと思い、私は写真を撮った後ケーキに夢中だった。 絶対言いましたって、そう呟きながらメールを見返す弟は、

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          やりたい事の見て見ぬ振りする事を辞めるだけ/未来予定小説

          「3ヶ月後の3月末、会社辞めさせてください」 そう上司に伝えた日は怒涛の様に忙しい年末、20時頃の上司が帰ろうとしていた時だった。 少しお時間良いですか、と伝え会議室で二人きりになった途端、私は椅子を目の前に立ちながら伝えていた。 「え」 豆鉄砲を喰らった様な顔をした上司は、息をする事を忘れたかの様に時が止まっている。 「この会社を辞めさせてください」 追い討ちをかけるかの様に再度、先ほどよりも強い口調で伝える。 上司は、まぁ一旦座って…と言いながらも、落ち着くのは俺だ

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          2021年夏ドラマを勝手に順位付けしてみた!

          2021夏ドラマを観て、勝手に順位を付けてみた! 絶賛!第1位!この作品を見ようと思ったのは、 暇だったから取り置きしていたドラマでも見ようか、と そんな感覚で見始めた。 結果は見て良かったと思える。 きっとそれは私だけじゃない。 新型コロナウイルス感染症の蔓延に際し、この未知なるウイルスから重篤患者を救おうと、命の危険を冒しても敢然と立ち向った医療従事者の姿は、多くの人々の心を打ち、胸を熱くさせた。 本作も、大事故や事件に巻き込まれ命の危機に瀕する重篤患者を救うため、

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          自分の名前の由来を母に再確認。

          一番初めのプレゼントとして、人は生まれた時に名前を受け取る。 これを変える事は非常に難しく、どうしてもの理由がない限りは変更が出来ないらしい。 小さい頃、名前の由来について友達界隈で話題になった事がある。 みんなも通った道ではないだろうか。 その由来について、私は先日再確認をした。 だって、由来理由が声を大にして自慢したいほど、素晴らしいと思うから。 自分の名前の由来を知っていますか? 名前の由来を話す上で、外せない人物がいる。 私の母方の祖母である。 私の祖母は早

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          仕事終わりにケーキを君に/短編小説

          20:30。 「っあー疲れた」 言うつもりもない独り言がため息と共に出てしまい、咄嗟に周りを見渡す。 良かった。誰にも見られていない。 そう安心するも、誰かに心配されたい思いが逆に芽生えた。 「...がんばろ」 早く帰社して期間限定のアイスクリームを食べるという自分へのご褒美を考え、少し気合いを入れ直す。 今日は金曜日。 華金だし飲みに行こう、と言ってた日々が懐かしいと思えるくらいに金曜日感は無い日だった。 定時までの時間は些細な事で電話がよく鳴ったが、自分の仕事範囲と

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