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名もなき詩


12月になった

近くの山が粧い出した

「山粧う」は秋の季語

いまいちど山を眺めやる

赤が足りない

ぼんやり黄色く染まる山

少し寂しい

赤が足りない

これから来るのか

もう行ってしまったのか

……

山粧う12月

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