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内集団バイアスって何ですか?

こんにちはこんばんは yumenohi です。

内集団バイアス?

また聞いたことがない言葉を見つけました。
勉強不足です。
いったい、何の事なのか?

内集団バイアスとは、自分が所属する集団(内集団)の
メンバーの方が、それ以外の集団(外集団)のメンバーに
比べて人格や能力が優れていると認知し、優遇する現象です。

自分の属するグループを他のグループよりも好意的に評価する
心理的傾向のことです。

内集団バイアスは
「内集団びいき」や「身内びいき」とも呼ばれるそうです。

内集団バイアスは、地元や学校、サークルなど、
過去に同じ集団に所属していたことでも起こります。
集団の単位は、家庭や職場といった結びつきやしがらみの
強い集まりから、国家や民族といった名前も知らない人々と
便宜上振り分けられた集まりまで、
関係性の強弱・大小はさまざまとのことです。

内集団バイアスは、差別などの感情を生む人間心理です。
内集団への所属感や愛着が増し、その凝集性が高まるとき、
それに応じて外集団への対抗心や敵意が強まるという傾向があります。

内集団バイアスによる一体感が時として逆方向に働くこともあり、
同じ内集団(例:推しが同じファン同士)でも、
好ましくないメンバーだとレッテルを貼られるといじめにまで
発展してしまうのです。これがいわゆる
「黒い羊効果(ブラックシープ効果)」という現象らしい。

黒い羊効果、またはブラックシープ効果とは、
集団内でなじめない人を排除しようとする心理現象を指します。
この効果は、集団の一体感を高めるために、
異質なメンバーを低く評価し、排除する傾向があることを示しています。
この現象は、聖書の故事に由来するとされ、
集団内での結束を強める一方で、
孤立した個人に対する差別やいじめの原因にもなり得ます。

内集団バイアスのメリットとデメリット

内集団バイアスのメリットは、
異なるグループ間での協力を促進し、
差別意識を減少させる可能性もあります。
これは、同じグループのメンバー間で信頼を築き、
協力的な行動を促すことによって達成されます。
また、グループ内での協力と保護を促進し、
メンバーの生存確率を高めると考えられています。

デメリットは、偏見の形成や対立と紛争の増長につながることです。
具体的には、自分のグループに対しては肯定的な情報を重視し、
否定的な情報を見落とす傾向があります。
一方で、外集団に対しては否定的な情報を強調し、
肯定的な情報を無視することが多いです。
これにより、グループ間の理解が阻害され、
摩擦や対立が生じやすくなります。
また、集団内の結束を強める一方で、
他の集団に対する排他的な態度を引き起こすこともあり、
これが社会全体の調和を乱す原因にもなり得ます。


内集団バイアスは、集団間差別を生む人間心理でもあるようです。
しかし、集団が好ましい効果をもたらすのであれば、
集団を形成する意味があります。
集団をつくることによる弊害が見え始めたら、
一度集団から抜け出して、
個々に立ち返ってみる柔軟さが
内集団バイアスを克服するため必要といえるかもしれません。


以下に、内集団バイアスを克服するためのいくつかの方法を紹介します。

  1. 多様な視点に触れる
    自分と異なる背景を持つ人々と交流することで、異なる視点や価値観に触れ、理解を深めることができます。これにより、自分のグループだけでなく、他のグループにも価値があることを認識しやすくなります。

  2. 自己反省を行う
    自分の行動や考えが内集団バイアスによって影響を受けている可能性を常に意識し、自己反省を行うことが大切です。自分の偏見に気づき、それを正す努力をすることが重要です。

  3. 情報の確認バイアスに注意する
    情報を収集する際には、自分の信念を確認する情報だけでなく、反対の意見や異なる視点も積極的に取り入れることが大切です。これにより、よりバランスの取れた理解を得ることができます。

  4. 共通の目標を持つ
    異なるグループのメンバーと共通の目標を持つことで、グループ間の壁を取り除き、協力関係を築くことができます。共通の目標は、内集団と外集団の境界をぼかし、一体感を生み出す助けとなります。

  5. 教育とトレーニング
    差別やバイアスに関する教育やトレーニングを受けることで、内集団バイアスのメカニズムや影響を理解し、それに対処する方法を学ぶことができます。

  6. 柔軟な思考を持つ
    新しい情報や異なる意見に対して柔軟に考え、自分の立場を再評価することができる柔軟な思考を持つことが、内集団バイアスを克服する上で役立ちます。

内集団バイアスを克服することは、
一朝一夕には達成できるものではありません。
しかし、上記のような方法を意識的に実践することで、
徐々にバイアスを減らし、より公正な判断を下すことが
できるようになるそうです。

内集団バイアスという事があるんだという自覚を持ち、
それを克服する努力をすることが大切ですね。

お疲れさまでした。

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