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老人を いじくり回し 金儲け

90歳の人が
健康診断で胃カメラを受けました。

「直径3cmの胃癌です。
 でも早期なので今なら胃カメラで取れます。」

そこでその人は大学病院に入院して
胃カメラの手術を受ける事になりました。

「もう一度胃カメラをやってみたら
 別の箇所に4cmの胃癌がありましたので
 今回はそれを取りました。
 しばらくしたらもう一度入院して
 最初の3cmの胃癌を胃カメラで取りましょう。」

90歳の人はそれに従って
合計2回入院して
胃カメラで胃癌の切除を受けたのでした。

それにしても
1回目の胃カメラでは見つからなかったけど
2回目の胃カメラで4cmの胃癌が見つかったなんて
本当なのかな?と思いました。

またその90歳の人は
歩いている時に倒れてしまい
頭のMRIを受けました。

明らかな病変はなく
年齢相応だったそうです。

しかしその後
その90歳の人は大学病院に10日間入院して
いろいろな検査を受けました。

でも結局
年齢相応と言う結果だったそうです。

私としては
最初のMRIで年齢相応だったのに
どうして入院して検査をしたのかな?
と思ったのでした。

ここで一句、浮かんで来ました。

「老人を いじくり回し 金儲け(五・七・五)」

これは季語がありませんので
「俳句」ではなく
「廃句」という事にしておいて下さい。

前回は本文で
中古や築古の物件に対して
管理会社を入れていると
いろいろな提案をされて
「養分」にされる話を書きましたが
人間も年を取ると
いろいろな検査をされて
医療従事者の「養分」にされてしまうのかな?
のような
よからぬ考えが浮かんで来たのでした。

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