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鹿児島〜熊本 個性派温泉巡り一人旅②

中国の国慶節で仕事がヒマになった私。有給を取り、JALのタイムセールでゲットしたチケットで、鹿児島へ温泉巡り二泊三日の一人旅を決行。二日目の記録。一日目はこちら

朝風呂をキメた後、散歩に出た。

ねこ。ノラ顔。
空き地にも

日奈久温泉はねこがたくさん。みんな耳が三角に切られてるから地域ねこ。自由だし、一番幸せかも。

保存されているなまこ壁の土蔵
小さな味噌工場。発酵の香りが良き。持ち帰れないよなあ。
空部屋あり。廃旅館かな?

さて宿に戻って朝ごはん。これまたゴージャスな宴会場で。

欄間彫刻は松竹梅
日奈久温泉名物「ちくわ」
ツヤツヤ

九州もお米が美味しい!ちくわも美味しい!

こちら、お安い部屋もあるのですが、ぜひ書院造りの和室をお勧めします。

チェックアウトして湯巡り開始!


熊本 吉尾温泉共同浴場

まるで民家。2020年の豪雨災害で水没しましたが、地域のみなさんとボランティアの方々で再建されました。200円

温泉研究家郡司勇さんの名言、名湯は下へ下れの如く、なんと螺旋階段を降りて行きます。

到着
脱衣所
湯口

足元湧出です!透明な源泉が空気に触れず浴槽に満たされます。ふんわり硫黄の香りでツルツル。まさに名湯!単純泉かな?38度くらいの適温、間違いなく脳汁出ました。出れない。

後ろ髪を引かれながら次へ。


鹿児島 十三奉行温泉

「じゅさぶろ」と読みます。出水市にあり、まわりは果樹園。こんなところに?ってとこにありました。350円

ナトリウム-炭酸水素塩•塩化物泉。源泉51度、成分濃いめのしょっぱい温泉。しっとりします。浴槽は二つで、左はかなり熱い。

湯口。析出物でコーティングされてます

さて、ランチはどうしよう?鹿児島と言えば「うなぎ」高級品だから久しく食べてない。次の目的地の近くでうなぎを食べることに。

鹿児島 市比野温泉 割烹入栄

うな丼、並は二切れ、上は三切れ。悩みに悩んで上にする。九州では、うな重はうなぎとごはんが別々なんですよね。だからうな丼を頼む。

まずはおしんことなます
うな丼(上)1650円

九州なんでタレは甘め、うなぎが肉厚でめちゃくちゃ美味しかった!白味噌のお味噌汁が良き。
ご主人の話だと、市比野温泉は昔、温泉を利用したうなぎの養殖が盛んで30軒くらいあったそう。
今は大隅半島の方で盛んですね。次は近くの温泉。

鹿児島 市比野温泉 割烹旅館みどり屋

こちら、九州八十八湯の温泉です。ハンコが欲しくて来たのではなく、こちらのタイル浴槽が素敵で!日帰り入浴300円
実は宿泊もしたくて電話したら、工事関係者の長期滞在があり当分満室で叶わず、ならば日帰りでと一日目に予定していたのですが、日帰り入浴はお休みとのことでした。どうしても来たくて、二日目に来訪。

左上に黒電話

これまた湯美好みのボロ、あ!違う、鄙びた旅館じゃないですかー!泊まりたかったなあ。

浴室全てが素敵だ
円形の浴槽

やっぱり来てよかった。貸切で利用。私がこんなにタイル浴槽が好きなのは、たぶんこの理由。
小学生の頃、母親が地元企業の社員寮の管理人をしていて、昔の寮だからお風呂は共同の大きなお風呂。床が豆タイルで浴槽は水色の小さな四角いタイルだった。大きなお風呂がうれしく、寮生が帰る前によく入って泳いだり。懐かしい。

小学生の時に入った寮のお風呂がこんな感じ。色はブルーの四角いタイル
湯口

お湯は炭酸イオンが多くツルツルでいいお湯。市比野温泉なので単純泉だろう。適温で出られない。帰りに冷えた温泉水のペットボトルをいただきました。ご主人も女将さんも親切な方で、食事も美味しいらしく、ますます泊まりたくなりました。次は指宿方面に向かいながら立ち寄り。

鹿児島 川辺温泉

「かわなべ」と読みます。こちら独特で奇抜な建屋と巨木をふんだんに使った門などとっても個性的。450円

鹿児島のガウディ?

脱衣所も木をふんだんに使った造りでした。お湯は単純泉。源泉が30度と低いため、加温しています。源泉ままの浴槽もありました。

ピンぼけすみません。
湯口

近年の燃料高騰と利用者の減少から、来年には閉業予定だそうです。源泉温度が低いため加温しなければならず、燃料費がかさむそう。残念。


鹿児島 松元温泉 玉利浴場

こちらは前回訪れた時は時間が合わず入れなかった。いつやめてしまうかわからないと焦ってました。350円

ドアは閉まりません。笑
脱衣所
ボ、ボロい…

私が到着して外観写真を撮っていたらご夫婦が車で来た。お風呂に奥様がいて「札幌から来たと?」と聞かれた。「東京から。レンタカーがなぜか札幌ナンバーなんです」と答える。

奥様「東京からなんでまたこんなボロい温泉に?」

私「ボロ、あ!違う、鄙びた温泉が好きで、選んでまわってます。こちら、前回は時間が合わず入れなくて。早く来ないとヤバそうって。笑」

奥様「そうね、ここは私達も来年には無くなるかもって思ってる」

私「え、やっぱり。ここ看板がないからわかりづらくて。前回は2回Uターンしました」

奥様「看板はあったんだけど、台風でどっかに飛んでったよ」

私「な、なるほど。ここはよく来られるんですか?」

奥様「毎日。月極で4500円。指宿は塩が強すぎて…ここのお湯が一番いい」

奥様の肌はつるつるであった。毎日この湯に入れるなんてうらやましい。確かにほのかにしょっぱくていいお湯だ。塩化物泉系だろう。かなり熱いので、湯量を調節して掛け流してる。

湯口
水しか出ない
謎のドア。引き戸は閉まらない。しかしいいお湯!

コンビニに寄って、今日の宿泊地である指宿へ。


鹿児島 指宿温泉 温泉宿元屋

湯小屋。翌朝撮影
宿泊棟玄関。翌朝撮影 何の実かな?

今夜の宿は素泊まりの湯治宿。なんと一泊3500円。連泊だと割引になります。

部屋
部屋に立派なキッチン付。炊飯器もあった

とりあえず一杯。今日はおてだまさん推しの黒ラベル。

昭和グラスでカンパーイ!

夕食に行こう。さてどうしようか?

③につづく

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