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染み込む言葉③

子どもから昔の発言について、言われた話。昨日のつづき


自分が覚えてないし・・・

子どもから昔言われて嫌だった。と言われた時に、自分も悪かったなぁと思う時は謝罪することに、抵抗はないと思う。
では、覚えてもいないし、発言した本人からすると、そんなこと?もしくはそれは、子どもが悪いことをしたんだから、躾の一つだった。と思っていることについては、どうする?

納得していないことに謝っても

自分が納得していないことについて、謝罪しても心がこもっていないのだから、それは相手にも伝わる。口だけの謝罪であれば言わない方がいい。
じゃあ、自分が躾の一つと認識した発言について、子どもが傷ついたと言われようが、謝らなくていいのか。というと少し違う。
この場合、謝るよりも先に「なぜ嫌だと思ったのか?」子ども本人から話を聴いた方が良い。
当時の状況から、誤解して記憶していることもあるし、自分の意図が伝わっていない(子どもが小さい時であればなおさら)こともあるからである。

子どもの話を聴くこと

子どもは年齢が低ければ低いほど、当然のことながら語彙力も少なく、なかなか自分の気持ちを上手に言い表せられない。
言葉を出そうとするけどうまく言えず、その結果泣いてしまう。
でも、成長した数年後、または数十年後「こんなことを言われて嫌だった」と言った時は、当時に比べて語彙力も増えているし、自分の気持ちを伝えることもできると思う。
だから、この時にちゃんと話を聴く。

ちゃんと話を聴くとは

ちゃんと話を聴くとは、この場合
・最後まで話を聴く。
・反論があったとしても、まずは最後まで話してもらう。
・時々、相槌など反応する。
これだけでも、話している人にとっては、十分聴いてもらえていると思える。
もう少し追加するとするなら
・相手が発言した言葉を繰り返し言ってみる。
をやってみるといい。全部でなくていい、何回か出ているワードや気になった表現について、繰り返してみる。
そうすると、相手の反応も変わってくるし、自分が口に出すことにより自分自身への聞こえ方も少し変わってくると思う。

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