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「聴く」ことについて①

今回はちょっと違うお話。


自分で経験してわかること

ときどき、人に「聴き方」を教えることがある。
教えると言うと、おこがましいのだが、私の話を聴いてもらった時の感想を話すというのが正しいと思う。
それを何回かおこなうのだが、最初の聴き方と最後の方の聴き方が別人のように変わる人がいてびっくりする。
こんな短期間に変わるのかという人の成長の速さにびっくりすることと、人は意識していることがそのまま行動として現れるのだなぁというびっくりを経験することになる。
今回は、Before、Afterの経験があったのでわかりやすかったのだが、十分に話を聴いてもらうという経験はとても豊かで、人の心を満たすのかとびっくりする。
ただ、話を聴いてもらうだけなのに。「聴く」という簡単なことだからこそ、経験しないとわからないよねとも思う。

十分に聴いてもらうこと

では、十分に聴いてもらうということは、どういうことか。
簡単に言うと、以下の3点だと思う。
・聴き手の判断が入らず、聴くこと。
・相手の話に興味を持って聴くこと。
・相手に十分に話してもらう(聴き手の話す量が少ない)

読んでみるとすごく当たり前で、こんなこと誰でもできると思われそうだが、実践できている人は少ないように思う。
だからこそ、実際に経験すると、心が満たされるのだろう。
自分の話に興味をもらっている。自分のことを尊重してもらっている。
そんな風に感じるんじゃないのかな。
それは大人でも子どもでも変わらない。自分のことを尊重(大切に扱われる)されると、自分が誰かの役に立つ存在であると思えるんだと思うよ。

聴くスキル

聴くことは、スキルだと思っている。
誰でも、学び・実践することにより手に入れられるものだ。
才能などと違い、あの人だから出来るというものでもなく、本当に手に入れようと思えば、手に入るようなスキルなんだよね。
だから、多くの人に獲得してほしいとも思っている。
それだけでより良いコミュニケーションが生まれるのだから。


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