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【夏旅】7日目・8/14〜スイスのローヌ氷河〜

今日は南フランスのエズからスイスのラウターブルンネンに入ります。コースはジェノバまで海岸沿いを走って、その後北上。ミラノを通りスイスのアルプス山脈に入ります。

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せっかく車で南フランスに来たので、モナコをドライブしました。

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モナコと言えば市内を爆走するレースが有名ですね。実際、走ってみると本当に都会って感じで、ここをハイスピードで走り抜けたら迫力満点だろうなと思いました。

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そしてイタリアに入り…

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スイスの国境へ。スイスの高速道路を走る時にはチケットが必要になります。国境付近のサービスエリアで販売しているので事前準備は必要ありませんよ。

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こちらを車のセンターガラスにペタッと貼って準備は完了です。

スイスに入るなり左手にダム湖、行く先には山並み。そして雲行きが怪しくなってきました。なんだかスイスに来たって感じがしますね。

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今日の最終目的地はラウターブルンネンですが、その前にローヌ氷河に寄ってみようと思います。ローヌ氷河は最も手軽に見に行ける氷河だそうです。近づくにつれて高度があがり、道もくねくねになってきます。

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雲がすぐそこ。高度は最高で2800メートル位まで上がりました。

そして、ローヌ氷河到着です。

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チケットを買う建物を抜けると…

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通常なら氷河を見るために山岳部まで登山したり鉄道で登ったりしなければならないイメージでしたが、噂通り手軽に見に行ける氷河です。

氷河の雪解け水でできた湖。雪解け水なのに透明ではないんですね!

そして湖から流れる滝と川。

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ここには高い木はほとんどありません。岩に張り付く様に背の低い高山植物が生息していました。

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では氷河に向かいます。

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氷河手前には木の板で道が組んであり小さなお子さんでも安全に進む事が出来ます。辺りの岩の表面はとても滑らか、これは氷河の重みで岩が削られたからです。また雪解け水が白く濁っている理由もここにあったのだと分かりました。

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氷河の表面には白い大きな布がかけてありました。溶けるのを防ぐためだそうです。

では中に入りましょう。

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綺麗な水色。中はとても涼しいです。

ポタポタと氷が溶ける音やザーっと水の流れる音がどこからともなく聞こえてきます。

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時折、上から水が降ってくるので防水加工のアウター必須でした。

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奥に進むと新しく削られた洞窟も。とても美しい風景でした。

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とても美しい景色でしたが、同時に切ない思いを正直感じていました。これが温暖化というものなのか…と。

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氷河に続く道沿い、辺りに滑らかな表面の岩が沢山ありましたが、あれは氷河の重みで削られた表面です。つまり、昔はずっしりと氷河に覆われていた証でした。冬には雪が降り積もり、夏にはそれが溶ける、また次の年の冬に雪が降り積もり…と、繰り返しているわけですが、ここ数年は夏の溶ける量の方が多くなってしまっています。

実際、ここローヌ氷河もあと何年見られるか分からないから、早めに行ってきた方が良いと友人から勧められました。

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ここ最近、騒がれている地球温暖化問題ですが、それが本当に問題なのか?問題だとしたらその原因が何なのか?私には一体何が正しいのか、全く判断できません。が、こうも目の前で美しいモノが失われるのを見ると自分の生活スタイルは環境のために正しいのか?と考え直すきっかけになりました。温暖化だけに限らず、大量の生活ゴミや資源の使い過ぎなどに関して、今後も気をつけて生活していこうと思えましたし、世間の流行すたりに左右されて消費的な生活スタイルにはならない様にしたいなと思いました。

そう感じられたのはここローヌ氷河だけでなく、スイス旅行中の随所で思ったことです。スイスでは環境保護の観点から車の乗り入れを禁止している村が沢山ありますし、生活スタイル自体が東京とは比べものにならない程自然に沿っていました。これからの記事でスイスの景色の美しさと共にお伝えできたらと思います。

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このあとはラウターブルンネンに向かいました。明日はユングフラウヨッホに行きます。スイスはお天気に恵まれる確率は半々くらい、でも朝一は比較的晴れる様なので早起きして登りたいと思います。

それではまた。

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