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料理をなんとかして楽しみたい

「料理」という行為が好きです。

旬の食材をいただいた時や、作ってみたいレシピがあった時にちょっとこだわって作る。
子どもと一緒にではなく、自分だけの時間としてできたら尚最高。
そういう「料理」という行為にワクワクします。

それは、ものを作る感覚とたぶん似ていて。

作り方(レシピ)を再現する事で自分の創造だけでは作ることができないものを作ったり、
ちょっとしたコツを実践してみる事でうまくいったり美味しくなって感動したり。
作るという過程を経て完成する、かたちになる、
喜んでくれたらいいなと相手を想いながらつくる。
などなど。

そんな事を楽しむのが私が好きな「料理」です。

とはいえ、まだ幼い3人の子育てをしながら仕事をしながら毎日の料理を楽しむ!!なんてことは現実問題今のわたしにとってはなかなか難しく。。
日々のごはんは、義母にそのほとんどを頼っています。

わたしは週末にだけチャチャっと定番メニューを作って、余裕のある時や季節の食材が手に入ったとき、家族の誕生日や行事の時に料理を楽しむ事を満喫する。
というのが今現在の習慣です。

毎日つくらなければいけないという義務感の中では
きっと料理が好きだなんて言ってられない。
キャパの狭いわたしはなおさら
料理をする事も食卓を囲むことも殺伐としてしまう。

人を頼ることが得意ではないわたしが
優先して日々の料理を義母に頼るのは
好きな料理をキライになりたくないし楽しみたいから。
そして何より、子どもたちには、料理をすることや食べることとイコールになるイメージや感情が豊かで幸せなものであってほしい。
そんなことが理由です。

食べることは、生きていく上で毎日毎日繰り返されることで、それは生きる源。
だとしたら、それがどんな形であれその風景はあたたかく、楽しく、豊かなものとして根付いていたほうがいいんじゃないだろうか。
料理をする人の姿勢や食卓は穏やかで機嫌がよいほうがきっといいだろう。
そんな風に思います。

義母には多少気をつかうこともあったり、てんやわんややする事もあるけれど、いつも快くごはんを作ってくれて、日々穏やかに食卓を囲めることには感謝するばかり。

ただ、わたしのように義母を頼るというのは、日本の子育て中のお母さんにおいては少数派かもしれません。わたしにはその選択肢がたまたまあってそれを選んでいるという話。
そうする事がいいですよ~という事ではなく、自分の料理に対する意識や状況に応じて、あらゆる選択肢を駆使して工夫をする事が大事なんだろうなと思います。
子育て中は特に、人を頼る、分担する、宅配サービス・お惣菜を利用する、調理法をシンプルにする、自分なりのルーティーンをつくる、手をぬく日とこだわる日を能動的に意識してメリハリをつけるなどなど。

自分自身の料理との向き合い方をないがしろにせずに色々やってみる中で、料理を楽しむ今のちょうどいいスタンスを見つける事ができるように思います。

そう、ちょうどいいスタンスという点でもう一つ、わたしには料理に関する難題があります。
それは子どもと一緒に料理をすること。
わたしの料理を好きな視点は、自分のペースでやれる事が前提。
子どもと一緒に料理をする事はなかなかそんな訳にはいかず、楽しむというスタンスを保つ事が困難です。

だけど、子どもの頃に経験する料理や食べることは豊かで楽しい景色として残っていてほしい。料理したい、お手伝いしたい!とやる気があればその気持ちは大事にしてあげたい。そういう想いは母としてとても強い。

なので子どもと一緒にする料理は、「母としての訓練」と完全に割り切っています。
なるべくやりたいようにやらせてあげる寛容さや、子どもの発想を尊重してやる事。
そんな事を意識して関わっていく中で、それはそれでまた別の楽しさのようなものも見いだしながら。

これらは自分の気持ちに余裕が無ければイライラするだけのものになってしまうので、
日頃キャパオーバーにならないための自己管理は常に意識していたり、
できない時はちゃんとその理由を子どもに話すようにしたり
そんな事を意識していてもやはり上手くできない時もたくさんあって。
だけど、そんな事も含めて、楽しいと思えたらいいのかなと思いながらやっています。

これまで忍耐強く子どもとの料理に関わってきて、1年生の長男と年長さんの長女は包丁の使い方や手際が少し安心してみていられるものになってきました。
少し前に、娘が一人で朝食のフルーツを切って珈琲を入れてくれた時は本当に嬉しかった。自分のこれまでの忍耐力も褒めてやりたいと思いました(笑)
そういう喜びを感じられると思えば、そこに楽しさや意味も見いだせるはず。

そのうち台所を任せられる日がきたらいいなぁと今は夢見たりしています。

これから先、子どもたちの成長とともにわたしにとって「料理」の在り方は変化していくことと思います。
どんな時でも料理を楽しむ為の方法を考えていけたらいいな。

今日は子どもたちとの休日で(夫は仕事)ヘロヘロに疲れたので。。
みんな大好き冷凍餃子様様をたくさん焼こうと思います!


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