いま必要なのは、トライ・アングル

今、ある会社のトライアルを受けている。

このトライアルというのは
翻訳会社から出される入社試験のようなもの。

これに合格すると、翻訳会社と契約し、
案件を受注できる状態になる。

契約したからと言って、
もちろん常に案件が回ってくるわけではなく
新人にとってはそこからがむしろ試練の道、とも言えるのだが

少なくともお仕事の土俵に立てる、といったところだ。


合格率は総じて高くはない。

私の翻訳の先生が
「最初は10回、落ち続けた」とおっしゃっていたのを聞いて
数字を聞きまちがえたかと思ったほど驚いた。



今回のトライアルは第1次、第2次試験と分かれていた。

初回はトライアル応募者に関する簡単なアンケートと
難易度はそれほど高くない、ミニテスト。

その次には、いよいよ通常の業務の形式に近いであろう問題で、
私は全部で3時間ほどかかった。

期日はかなり長く取ったうえでご提示いただいたので
さほど焦る思いはしなかった。

しかし、新しい経験は不安がつきもの。

何が合っていて、何が間違っているのか
自分で自信を持って判断をつけられないまま
右往左往していた数日間だった。

とにかく、今出せる全力を尽くして
先日、ファイルを返送したので
後は連絡を待つばかり。


The best angle from which to approach any problem is the try-angle.
いかなる問題に対してもアプローチできる最高のアングル、
それはトライ・アングルだ。


トライアングル(triangle 三角形)を
トライ(try 挑戦)+アングル(angle角度)とした、
ウィットが効いた一文。

最近、やたらと胸に刺さる。



前述の先生は講座の最終日に

「いつだって何だって、とにかくやってみなさい」と
この言葉とともに、私たち受講生の背中を押してくださった。

初めてのことには、どうしても怖気づいてしまうが、

今、何かに挑んでいる人。
壁にぶつかっている人。
なかなか成果が出ない人。


もし、この記事を読んでくれているなら
トライ・アングルを合言葉に
一緒に、もう一歩、行ってみよう。

この思いを届けたい。

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