見出し画像

息子

息子は永遠の恋人
世の母親のほとんどが
思うことではなかろうか


昔むかし 恋した男性は
今や 真横でトドのように寝転がり
どこが良かったんやろかと思うこともしばしば

家の中で ただ血の繋がりのない相方
そこには永遠はない。
おそらく 二人の間に子どもが出来た瞬間から
戦場を駆け抜ける戦友のような関係になり
愛情というものは 子どもに注がれる。

愛情は友情に変わったかのように
相方は空気のような存在になった。

また 娘と息子 それぞれに 抱く思いも違う
娘は同性  
女性しか分からない世界を共有出来る反面
厳しい目で見てくる。


だが 息子は母親に対して
幾つになっても 甘えのようなものがあり
何かに直面すると 真っ先に頼りにしてきたり
強がっても 最終的に弱点を見せられるのは
母親だけなのかもしれない。

自身も 男女の双子とその下に男子の3人の親。
愛情は等しく注いできたつもりではあるが
愛情とは別に 男女では 心配の度合いが全く違う。


子ども達を見ていても 女は強い。
全く心配はないとは言えないが
娘は生きる力 生き抜く力を
本能的に身につけているように思う。

その点 息子達は時折 目を光らせておかないと
危ない時が時折あった。
非行に走るとか やんちゃをしてくるとか
そういうことではなく
何か不安を抱えていたり
1人で処理しきれない問題にぶち当たっている。
そんなことが
声や態度に ありありと現れるのである。


なので 幾つになっても
男の子は心配なのである。
心をくすぐる存在
それが 恋の正体である。


同居する長男も 一人暮らしする次男も
私にとって 恋焦がれる存在。
いつか バトンタッチできる娘さんが現れたら
私の恋は終止符を打つのかしら。

自ら 終止符を打てるように
すました母さんにならないとね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?