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2023年

あと 数時間で2024年がやってくる。
今年 2023年は 我が家にとっては
大きな変化の年だった。

次男の受験に始まり 春には一人暮らしの為 家を出た。
社会人としてスタートを切った長男
結婚を前提に 近くで同棲を始めた長女
子ども達もそれぞれの世界に羽ばたいて行った。

年の前半に これらの事がバタバタと続き
気づいたら 食卓がこじんまりとしていた。
身体の事を考え 19時までに食事を済ませる為
1人で摂る食事も増えた。
長女と次男が家を出た事で
長女の部屋を私 次男の部屋を主人が使い
夜10時には それぞれの部屋へ
また 1人で寛ぐ時間も増えた。

大学に入った次男は 主人の好きな
アメリカンフットボール部へ入部。
中学では水泳部に入っていたが
高校にはプールが無かった為
誰にでも合うポジションがあるからと
主人の勧めで アメフトに入部した。
だが 1年しかアメフトとしては稼働できず
その後 人数的な問題でフラッグへ変更された為
アメフトとしては 不完全燃焼だった部活動。
主人の思いも ある意味不完全燃焼だった。
その思いを組んでか 再びアメフトを始めた次男
ここから 我々夫婦のアメフト熱が上がりまくる。

秋シーズンが始まり 隔週で応援にかけつけた。
地方 ましてや国公立なので 部員もそこまで多くない。
アメフトと言う競技上 倍は欲しいそんな部員数。
そこそこの頭脳を必要とするスポーツなので
中高にアメフト部がある学校は
まぁまぁ偏差値帯が高い。
同じ旧帝でも 関西・関東では 経験者も沢山集まるが
地方帝大になると そこは厳しい。

たまたま アメフト経験者の上級生が多かった今年は
あれよあれよというまに リーグ優勝。
甲子園ボウル準決勝まで コマを進める事が出来た。
最後は王者関学に コテンパンにやられたのだが
最後はみんな 清々しい笑顔だった。

月に2回ペースでの観戦。
交通費諸々 さすがに家計にはキツいが
我々は再び 青春時代を思い起こすかのように
第2の青春を経験している。

次男が独り立ちして 長女が家を出て
寂しくて 寂しくてたまらなかったのが
次男のおかげで いつの間にか
『今週頑張れば また会いに行ける』
そんな楽しみを持たせてもらい
2023年後半はあっという間に過ぎ去った。

子育てというものは不思議なもの。
人生の中で 子どもと過ごす時間は
きょうだいそれぞれ 公平になっているのかと
最近になって思う。

学生時代 バイトに明け暮れ 
バイト仲間と過ごす事が多かった長男が 今は家に残り
幼少の頃から 私にベッタリだった次男が
いとも簡単に 私の傍から離れて行った。
進学した地方に骨を埋めるつもりと
固い気持ちを持って 家を出た次男
この年末 初めて帰省した。

もしも このまま大阪にリターンして来なければ
果たして 私の残りの人生の中で
この子と一緒に居られる時間はどれくらいなのだろう…
そんな事を考えるようになった。
そう考えると 子ども3人
現在の距離感は 人生の中で共に過ごす時間に比例しているようだ。


子ども達の顔を見て年を越せる今
まだ親としての幸せを味わえている。
そのうち 本当にそれぞれの世界へ羽ばたいた時
こんな年越しも懐かしく
あの頃は良かったと感じる時が来るのであろう。
この幸せを噛み締めて 新しい年を迎えよう。
2023年ありがとう 。


帰省した次男の朝ごはん

毎朝 「おはよう」と
子どもの姿を見ることの出来る
以前は当たり前だった事が
幸せと感じる年の瀬







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