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【まとめ】今年読んだ本・見た映画・ドラマ

年始に「今年は本50冊を読み、映画60本を見る」と目標を掲げたが、全く目標に届かなかった。ドラマも11月にパソコンが壊れてから、スマホの小さな画面でドラマを見るのも嫌で秋のドラマは一切見ていない。もっと色んな作品に触れるような習慣を作りたいと思って、2週間ほど前にnoteにレビューを書き始めたほどだ。ということで、私が今年読んだ本、見た映画やドラマについてまとめておく。なお、今年出版・公開・放送されたという意味ではなく、私が今年見たという視点のまとめである。

【本】 26冊

英語の多読を始めたので子ども向けの英語の本を30冊ほど読んでいたり、姪っ子の実家帰省中に絵本を読んだりしたが、それは除いた。

【小説】 9冊

去年から「名前は聞いたことがあるが読んだことがない名作小説を読む」試みを始めたり、海外の小説ももう少し読んでみようと意識し始め、今年は現代の小説をあまり読んでいない(手を伸ばしてはいるが読了できていない)ようだ。今年の一冊を強いて挙げるなら『八十日間世界一周』だろうか。一応私は理系なので結末はわかっていたのだけど、そこに至るまでの冒険活劇が本当に楽しかった。80日間掛けて世界をまわる話なので、日本も出てくる。この本の中でホイストというトランプゲームに興じるシーンが多く出てくるので読後に遊んでみたいと思ったが、残念ながらルールがよくわからなくて諦めた。

  1. 『砂の器』上・下 松本清張 3.0

  2. 『キャラ文庫アンソロジー 琥珀』 1.0

  3. 『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー 3.5

  4. 『八十日間世界一周』上・下 ヴェルヌ 3.5

  5. 『狐火の家』 貴志祐介 2.0

  6. 『野獣死すべし』 大藪春彦 3.0

  7. 『武器よさらば』上 ヘミングウェイ 3.0

【シナリオ・エッセイ】 3冊

江國香織さんの小説は大好きで、人生の一冊を挙げるとなると『抱擁、あるいはライスには塩を』は間違いなく候補に入るほどなのだけど、エッセイは初めて読んだ。『物語のなかとそと』は色々な長さのエッセイや小説がごちゃまぜになっていて、彼女を容作るものがよくわかる。私もたくさんフルーツを食べたらあんな天才的な文章がかけるようになるのだろうか。

  1. 『向田邦子シナリオ集6 一話完結傑作選』 向田邦子 2.0

  2. 『物語のなかとそと』 江國香織 4.0

  3. 『とるにたらないもの』 江國香織 3.5

【実用書など】 14冊

本や映画の仕組みみたいなものを知りたくて、そういう本を多く読んでいる。自分に合ったメモ術を長年探し求めているのだけど、『TAKE NOTES!』で書かれているツェッテルカステン(Zettelkasten)はついに見つけた理想的なメモの取り方だと思った。ただ、残念ながらメモを習慣付けるに至っていないので、来年の課題だ。そういう意味では『ブレイン・プログラミング』は読後に行動が変化しているので今年一番影響を受けたという意味で今年の一冊にふさわしい。もともと自分が好きなように生きていたけど、好きなことをやることが一番いいんだと太鼓判を押されたような気持ちにもなった。『本はどう読むか』もタイトルの堅苦しさに反して読みやすく、著者の人生をエッセイを読むような気持ちで追えるのでお薦めしたい。

  1. 『本はどう読むか』 清水幾太郎 3.5

  2. 『ブレイン・プログラミング』 アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 4.0

  3. 『TAKE NOTES!』 ズンク・アーレン 4.0

  4. 『買いたがる脳』 デイビット・ルイス 2.5

  5. 『英語は5分を完璧にしろ』 三宅裕之 2.5

  6. 『SAVE THE CATの法則』 ブレイク・スナイダー 3.0

  7. 『映画の瞬き』 ウォルター・マーチ 3.0

  8. 『ベストセラー小説の書き方』 ディーン・R・クーンツ 3.0

  9. 『人を惹き付ける技術』 小池一夫 2.5

  10. 『LIMITLESS 超加速学習』 ジム・クウィック 3.5

  11. 『あなたにも書ける官能小説』 山瀬よいこ 1.0

  12. 『アイデアのつくり方』 ジェームス・W・ヤング 3.5

  13. 『論証のルールブック』 アンソニー・ウェストン 4.0

  14. 『イヤな気持ちを消す技術』 苫米地英人 3.5

【映画】 7本

少なくともここ10年で一番映画を見ていない年になった。去年82本の映画を見ていることを考えるとかなり少ない。映画の構造を理解したいのでメモを取りながら見ようと思ったら、億劫で見なくなってしまった。来年はもっと気軽に映画を見たい。しかし少ない中でも『灼熱の魂』はなかなか出会えないレベルの名作だった。私の人生の十本に入るような映画だ。キャラクターを浮き彫りにするセリフや行動、過去と現在を行き来する構造の上手さ、戦争という大きなテーマと家族愛という身近なテーマを上手く織り混ぜて描いてある。

  1. 『ハート・オブ・ウーマン』 2.5

  2. 『憧れを越えた侍たち』 2.5

  3. 『ライアー×ライアー』 2.0

  4. 『灼熱の魂』 4.5

  5. 『ファインディング・メリー』 2.5

  6. 『曲がれスプーン』 1.5

  7. 『チャーリーズ・エンジェル』 3.5

【ドラマ】30本

基本的にジャニーズ出演ドラマは見るようにしているので、ほぼそれだ。去年は43本くらい見ているので、秋ドラマを見ていない分今年は少ない。今年のドラマはもう『VIVANT』で間違いないだろう。今年のというレベルじゃないナンバーワンドラマだ。あのスケール感と、揃えまくったキャストはもちろん、ミステリーやサスペンスで疎かにされがちな人間をちゃんと描いて感動できるところが良かった。あんな応援したくなるキスありますか?って。あとかわいいかわいいドラム。終盤ドラムの活躍が減って悲しかった。今は『VIVANT』ぐらい突き抜けて面白くないと話題にならないけど、最近の価値観をうまくドラマに落とし込んでいる良ドラマや、クソドラマっぽい空気だけどみんな仲良くて青春してる楽しいドラマや、普通っぽい顔してるけどクソドラマや、色々あるのに全部まとめて過ぎ去っていくのがなんか残念だなぁと思う。

  1. 『すきすきワンワン!』 2.0

  2. 『ダ・カーポしませんか?』 2.5

  3. 『赤いナースコール』 2.5

  4. 『消しゴムをくれた女子を好きになった。』 2.5

  5. 『僕らのミクロな終末』 3.5

  6. 『ゲキカラドウ2』 2.0

  7. 『夕暮れに手をつなぐ』 2.0

  8. 『それってパクリじゃないですか?』 2.5

  9. 『弁護士ソドム』 2.5

  10. 『だが、情熱はある』 3.0

  11. 『王様に捧ぐ薬指』 2.5

  12. 『ラストマン ー全盲の捜査官ー』 3.0

  13. 『大病院占拠』 2.0

  14. 『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』 3.0

  15. 『墜落JKと廃人教師』 3.0

  16. 『リズム』 2.0

  17. 『隣の男はよく食べる』 2.5

  18. 『犬と屑』 2.5

  19. 『トリリオンゲーム』 2.5

  20. 『転職の魔王様』 2.5

  21. 『ハマる男に蹴りたい女』 2.5

  22. 『初恋、ざらり』 2.0

  23. 『なれの果ての僕ら』 2.0

  24. 『VIVANT』 4.0

  25. 『春は短し恋せよ男子』 2.0

  26. 『埼玉のホスト』 2.5

  27. 『紅さすライフ』 3.0

  28. 『シッコウ』 2.5

  29. 『ノッキンオン・ロックドドア』 3.0

  30. 『結婚予定日』 2.5

まとめ

何年前だったかもう忘れたけど、映画のタイトル、点数、一言メモみたいなものを残し始めて、去年から自分が触れたすべての作品にそれをし始めたので(書き漏れはあるだろうけど)、それが役に立って良かった。来年も本50冊、映画60本を目標にするけど、達成できなくてもたくさんの作品に触れられればそれでいいかなと思う。

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