足るを知る、という言葉を皆さんも聞いた事があると思います。

今の厳しい世の中で幸せに生きるには、
とても大切な事であると感じています。

坂村真民さんの「二度とない人生だから」という詩があります。

『二度とない人生だから

一輪の花にも　無限の愛をそそいでゆこう

一羽の鳥の声にも　無心の耳をかたむけてゆこう』

まさにしみじみとした「情味（じょうみ）」の世界だと感じます。

「情味」とは、しみじみとした味わい、面白味、やさしさや、思いやり、心遣いを言う。

また、人間らしいあたたかみや、人情味のことなのです。

「惻隠の情」という言葉もあるのですが、
スポーツの世界では、負けた相手の気持ちを思いやり、勝った場合でも、ガッツポーズをしたり、ニコニコしたりしないという戒めです。

日常生活の中で、この情味をいかに感じる事が出来るかで、幸せを感じる力がグッと増してきます。

逆に、物欲は幸せ感を感じにくくしていくものです。

何故なら物欲に支配されると、もっともっとと上を目指したくなり、キリがなくなるからです。

どんな人生であろうとも、その中に情味を見つけて、感謝の気持ちで生きる。

その事が、足るを知る人生に繋がり、
厳しい世の中にあっても幸せに生きられるコツではないかと思うのです。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。