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ありのままの自分を認めてほしい、
愛してほしい。

そう願う人は少なくないでしょう。

しかし、「ありのまま」とは一体何なのでしょうか。

飾らないこと?
素のままを見せること?
心の赴くままに振舞うこと?

いずれにせよ、「ありのまま」をやたらとありがたがる人の中では、ありのまま =ピュアという等式が成り立っているようだと作家のひろさちや氏は言います。

しかし、白隠は、「白木の器も最初から漆を塗らなければ剥げて汚くなることもないなどという小理屈をこねて、ありのままが一番などとうそぶくのは愚か者のすることだ」と断言します。

白隠は禅宗の僧侶でしたが、江戸時代の禅僧にもいろいろな人間がいて、何も努力しないでありのままを認めてもらおうと欲する人を一喝したのです。

そもそも飾り気の無さを賞賛される人は、
それまでに色んな苦労や努力を重ねて、
人格を磨いてきた人なのです。

茶室に飾る茶花も、一見ただポンッと投げ入れているだけのように見えて、実は花が最も美しく、かつ自然に見えるよう、細心の注意を払って活けられます。

その事を理解した上で、ありのままを主張するだけではなく、少しでもマシな自分になれるよう、日々努力していきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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