苦しい時にそれを不満に思うか、
ありがたいと思って乗り越えるか。

この二つの違いは実に大きいと栗山英樹監督は言う。

今は、WBCの監督として、日本の野球界を世界一に導いたすごい監督ですが、
彼自身は、選手としてあまり花開く事なく、29歳で引退を余儀なくされたそうです。

でも、不遇の選手時代があったからこそ、誰よりも野球に情熱を燃やし、マスコミのオファーが来た時も、彼は必死になって仕事に取り組んだそうです。

最後の3年間で、「熱闘甲子園」という番組を担当した時も、とにかく必死だったそうです。

引退した後も、高校球児に関わらせてもらうことへの意味を感じ、高校生たちに敬語を使って取材をする中で、
当時高校一年生だった大谷翔平選手や、
彼を育てた花巻東高校監督の佐々木洋さんに出会ったのだという。

この縁がなかったら、大谷翔平選手は、
ファイターズに来てくれなかったかもしれません。

そういう意味でも、何かに一生懸命打ち込む姿は、必ず誰かが見ているし、天も力を貸して下さるのではないでしょうか？

不遇の時代に出会い、自分に目をかけてくれた、二軍監督の内藤博文さんに、最後まで感謝していた栗山監督。

誰も目をかけてくれない選手時代、
いつも練習に付き合ってくれて、
「人と比べるな。少しでも成長してくれたら嬉しい」という内藤監督の言葉に支えられて、腐る事なく頑張る事ができたのだという。

素晴らしい出会いに支えられて、必死に
努力してきたからこそ、栗山監督は自分で幸運を引き寄せ、多くの人に多くの感動を与える事ができたのかもしれません。

苦しい時こそ、試練をご褒美だと思って乗り越える、そんな強さを持ちたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。