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春から初夏へ

 この時期、成長が目覚ましい植物のチャンピオンは「麦」。すごい勢いで伸びていく。ちょっと見ないうちに、「こないだはあのくらいだったのに、もうこんなに伸びたのっ!?」って驚かされる。
 減反なのか生産調整なのか、ここの広大な田園地帯の半分くらいは稲ではなく麦。春先は青い芝生のようだったのが、1ヶ月で青々とした草原のようになり、5月に入るとこうして若い穂をつける。この変化の中で、季節も春から初夏に移行していく。特に今日のような気温25度越えの日なんかは、春は過ぎて初夏の気分。服も、日中なら、半袖はまだ早いけど薄手の長袖1枚で十分。誤ってヒートテックなんか着てくと汗ばんじゃうね。


【台所日記】
 今年は例年になく山菜をたらふく食べれた春だった。自分で採取してきたものもあるけど、ほとんどはお知り合い様たちからの頂きもの。贅沢というか、ありがたいというか。都会のデパ地下なんかで買ったらいったいくらするのよってもの。幸せな境遇だよ。でも、春の山菜シーズンももう終わり近く。残念だねえ。
 てことで、今日は初めて口にしたものの紹介。写真のもの。野山に自生してるものではないから、正確にいうと山菜ではない。でも、春の新芽だから山菜の仲間に入れてもいいかなってやつ。葡萄の新芽です。天ぷらにすると美味しいよって言われて、摘み立てのものを少しばかりいただいてきました。コシアブラと一緒に天ぷらに揚げて、コゴミの酢味噌あえや鶏もつ煮も添え、タケノコご飯。「山菜の天ぷら定食」的なやつ。葡萄の新芽はクセがなく、ほんの少しの苦味が心地よく、上等なお味だったよ。どうもご馳走様でした!


【音楽室】
 戦禍の中で作られてるウクライナの電子音楽家の作品。戦禍の中で・・・という枠付けをしなくても、一つの「鎮魂歌」風の作品として、十分な完成度を持ってっる立派な作品だと思える。無駄な装飾は一切なく、心に沁みていくシンプルな音色とフレーズがリピートされていく・・・これはかなり来ますね。

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