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ニューヨークで卵子凍結③ サイクル開始前のながれ

エッグフリーズしようと決めたら、早速、普段お世話になっている婦人科の先生に、専門のお医者さんを何人か紹介していただきました。その中から、家から近い、且つ、インネットワークのNYU Langone病院の先生に決めました。アメリカの医療保険では、契約している保険によってそれぞれ提携しているお医者さんがいて、それをインネットワークと呼びます。自分の持っている保険のインネットワークのお医者さんを選べば、それなりに保険会社が費用をカバーしてくれるという仕組みです。卵子凍結自体は私の入っている保険では適用対象外なのですが、一応インネットワークにしました。

本当は、いろんな病院のコンサルテーションを受けてみたり、金額とか雰囲気を比較して決めた方がよかったのかもしれないけど、性格的にめんどくさくて無理だったこと、金額は大して変わらないだろうってこと(たぶん)、何より今は悩んでる時間があったら一刻も早く凍結することが大事!ということで、私は最初からNYUの病院に決めて、始めました。

その病院では、

1.血液検査とエコー
2.検査結果をもとにコンサルテーション(ドクターとオンラインで15分。自分のホルモン値とか、残っている卵子の数とかを教えてくれる)
3.オリエンテーション(オンラインで1時間半。コーディネータがサイクル開始後の通院や投薬のスケジュールのイメージ、薬の種類などについて説明してくれる)
4.サイクル開始前に間に合うよう、薬の準備(病院から指定された薬局に連絡して、事前に薬の準備をしておかないといけない)
5.生理が始まったら2日めに病院に行って、サイクル開始

という感じの流れでした。

NYU Langoneは、大きいからっていうのもあると思うけど、結果的に全行程の中で紹介していただいたドクターと話したのはオンラインコンサルテーションの15分だけで、その他直接関わることはまったくありませんでした。その辺りはもしかすると日本の病院と違うのかもしれません。その経験を踏まえて、病院選びの基準としては、先生との相性よりも、

-立地的、時間的な病院の通いやすさ(頻繁に通うことになるので)
-実績数(どのお薬をどれぐらい投与するのかを判断するうえで、これって重要だと思う)

が大事なんじゃないかなぁと思いました。

私はオリエンテーションからサイクル開始までの間に一時帰国したり、いろいろ間があいてしまったのですが、スムーズにいけば、たぶん1~2か月ぐらいで1サイクルは完了できると思います。


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