組織作りが大切な理由。

こんにちは、怠惰な優等生・樋口です。

今は世の中的に就活の時期である上に、転職市場も活発に動いているのではないでしょうか。
特に4月1日入社目標の人もいるんでしょうか。流石にそろそろ落ち着いていますかね。

各社採用には力を入れていると思いますが、私自身採用担当をしていながら、採用よりも組織作りが大切なのではないかと思っています。

今日はそんなお話をしてみたいと思います。

新卒が3年で36%離職している現実。

少し前まで、「3年で3割が離職する」と言われていましたが、今はもう少し増えたようで、3年で36%くらいの人が離職するらしいです。

新卒採用はそもそも採用も育成もコストがかかるので、本当は早期離職は企業にとってよくないことでしかないのですが、離職してしまう理由はなんなのでしょうか。

中途入社を含めた新入社員が早期離職する理由。

私が現職で感じるのは以下だと思います。

①新卒や未経験者を育成する人材がいない
②カルチャーとのミスマッチ

①新卒や未経験者を育成する人材がいない

上記に関しては、今まで育成などせずともなんとかなってきていた50人程度くらいの組織からより大きくなってきた際にぶつかる壁なのではないかと思います。

特にマネジメント層である中間管理職がトッププレイヤーである上に、当人たちは未経験で入ったとしても自分の力だけでなんとかしてきた人だからこそ、教育体制が出来上がっていないことが多いと思います。

しかし、新卒の中には、ちゃんと面倒をみてもらいたいと思っている人もいると思うので、そういう人たちは離職に繋がるのではないかと思います。

②カルチャーとのミスマッチ

わかりやすくするために、あえてカルチャーとのミスマッチという言葉を使っていますが、実際はそんな簡単な話じゃないと思っています。

そもそも、企業の中で自社のビジョンやミッション、バリューなどが言語化されていない企業もあるのではないでしょうか。
正直な話現職はまさに言語化されていない企業の一つです。

そのような状況の場合、どうなるかというと、そもそも社員一人ひとりがどういう風に行動したらいいのかもわからず、だからこそ評価されていないと感じてしまい、ここは自分の居場所じゃないと思って離職してしまうんだと思っています。

こんな勿体無いことありますか?

しかも入社前に人事や現場の社員から話を聞いているものの、各企業のカルチャーが言語化されていないが故に正確に認識することもできず、思っていたのと違った、というような状況が発生するのではないかと思います。

新卒採用も中途採用もお金がかかるのに勿体無いですよね。

どうしたら離職は減るんだろう。

だからこそ、各社のミッションやビジョン、バリューを言語化した上で、車内にしっかりと浸透している状態を作る必要があると思っています。

ただどうしても売上が伸びたりしていると、人が必要で、じゃあ採用しないといけなくて…といったようになっていくため、原点回帰する時間や余裕がなくなってしまうんですよね。

なかなか難しいのですが、疎かにしない方がいいのではないかと思います。

樋口の考える強い組織。

上記を踏まえた上で、私が考える強い組織は、各個人がその企業が何を考えていて、だから自分はどうするのか、を理解している組織だと思います。

そうすると、自分が何をしなきゃいけないかも、その上でどうなりたいかも考えられるので、満足度は高くなりますし、だからこそ離職も減っていくんだと思います。

そのために、前提として経営陣が率先してどのような組織にしていくのかを考え、社内に発信していく必要があると思っています。

おまけ。

ついでに、現職でもそれができていないと思っているので、今後少しでもよくなるように、人事という立場から少しずつメスを入れていきたいと思っています。

最後まで読んでくださった方の人生に少しでもプラスになりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?