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本に関する定点観測 2023.5

5月が終わってしまいました。
1年の中で1番過ごしやすい1ヶ月。
しかも月末に梅雨入りもしてしまい、夏が大嫌いな私からすれば夏へのカウントダウンが始まったのです。

さて、そんな5月の定点観測です。

読了作品について

5月の読了はこちら↓

5月もたくさん読めました!
最初の5冊あたりはゴールデンウィーク中に読んだものだから随分昔に読んだ気がするなぁ。

好きになった本がたくさんできたので良かったです。


お次は、今月買った本です。
積読を減らすためにあまり買わない!と言っていたもののたくさん買ってました。

鯨オーケストラ 吉田篤弘

久しぶりの吉田篤弘さん。
実は買ったのが3月くらいだけど、なぜかうっかり忘れていたのでここに入れさせてください。
しかもうっかりしてて、これシリーズ物だったのね。
前の作品を読んでなかったのでそれを先に買わないと。


赤い月の香り 千早茜

めちゃくちゃ楽しみに待ってました。
大好きな『透明な夜の香り』の続編です。
とはいえ前作の主人公の一香ではなく、今度は男性の満視点。
でも、世界観は変わらず、甘美で静謐。
読んでいるだけで芳しい香りが漂ってきそう。


くもをさがす 西加奈子

めっちゃ久しぶりの西加奈子さん。
いつもの如く、Twitterで相互さんたちが絶賛してたのでつい。
西加奈子さんの作品を読むのは『さくら』、『あおい』以来かなぁ。楽しみ。


幻夜 東野圭吾

『白夜行』を一気読みで再読して面白かったなー!と、いい気分でいたら、ふと『幻夜』読んでないなと。
そんなことを呟いたら、これもぜひ!とおすすめしていただいたので次の週末に絶対読むべく買いました。
こっちも分厚い。
なので時間がたくさんあるときに一気読みでした。


金木犀とメテオラ 安壇美緒

『ラブカは静かに弓を持つ』がめっっっちゃ良かったので、ほかの作品も読みたいなと思ってこちらを。
表紙も可愛い。
中身は可愛いだけではなくて、めっちゃくちゃよかった。
好きな作家さんがまたひとり増えました。


死神の棋譜 奥泉光

面白そうなので買っちゃった。
久しぶりのミステリー。帯にどんでん返しって書いてあるのは見なかったことにしよう。
(ネタバレだよね、こういうのやめてほしいな…と前々から思ってるけど、惹かれる人もいるだろうし難しいよね)


累々 松井玲奈

久しぶりに松井玲奈さんの作品を買ってみた。『カモフラージュ』以来。
解説は大好きなくどうれいんさんなのもポイント高い。


とかげ 吉本ばなな

ふと、読んだことないことに気づいた。
すごいタイトルだな…
太ももの付け根にとかげのタトゥー…
なかなかへんてこな短編集でした。忘れがたい。


鈍色幻視行 恩田陸

久しぶりに恩田陸さん。
『薔薇の中の蛇』以来かな。恩田陸さんは昔とても好きでよく読んでいたけど最近は少しご無沙汰で。
近著はあまり読めてない。『スキマワラシ』とか。
それにしても分厚いなー
今回のこれは綺麗な風呂敷広げっぱなしなのかいなか。


オール・ノット 柚木麻子

柚木さんは新作が出たら買っちゃうよねー
偶然サイン本に出会えたのも嬉しい。
実は柚木作品は読めてないものがわりとあるので、新作を追いつつ過去作もどんどん読んでいきたい。

短篇集 ヘンルーダ 松岡千恵

これはTwitterやインスタで見かけて装丁が素敵で、買っちゃいました。
実際手に取ったら、ますます素敵で。
まず、カバーがない。
表紙が切りっぱなし?というのかなんというか、わたしが出会ったことのない珍しい装丁でした。
これは面白い。

もちろん中身も素敵。まだ途中だけど、とある本屋さんを舞台にした最初の方の作品から、ガッと心を掴まれている。


アムリタ 吉本ばなな

久しぶりに読みたくなったので買いました。
相変わらず不思議な作品で、手が止まらない。

きしめんって『アムリタ』以外でも出ていたような気がするんだけど、気のせい?


積読事情

5月も引き続き、積読を減らそう月間です。
減ったかな?
ちなみに月初の状況は71冊でした。

これがこうなりました、72冊。。
2021年に買ったもの→25のまま
2022年に買ったもの→23から22に
2023年に買ったもの→23から25に!


読んだのは↓で、ほとんどが今年買った本でした。

  • 晴天の迷いクジラ

  • 汝、星のごとく

  • 花に埋もれる

  • ちょっと踊ったりすぐにかけだす

  • 成瀬は天下を取りにいく

  • 白夜行

  • うたかたモザイク


『晴天の迷いクジラ』は読んでて辛かったけど、めっちゃくちゃよくてTwitterの読了ツイートで大感動していたら、作者の窪美澄さんからリプライをいただいてしまい、さらに感動が止まらないという…
窪美澄さんは、積んでる本が2冊があるのと、3月に出た新作を早く読みたい。

『汝、星のごとく』は言わずもがなの本屋大賞受賞作品。
これももう読んでて、ううう…とずっとなってました。
今年読んだ中で一推しかもしれない。
ずーっと頭に残っている。
なぜだか、これは映画化しないで欲しい、と思ってしまった。
心に留めておきたい。

『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』はエッセイというか日記というか。
良い生活だなぁと思いながら読んだ。
今でも不定期なのかな、時々noteが更新されていて、読むと楽しい。


『成瀬は天下を取りにいく』もめちゃくちゃに良かった。
これも今年読んだ中でかなり上位に来るくらいすき。
成瀬が愛おしい。
勝手に表紙とタイトルからスポ根ものだと思っていたけど、違う種類の感動や温かさがあってとても良かった。


おわりに

たくさん買ってたくさん読んだ1ヶ月でした。
積読は減りませんでしたが、、、
ちなみに6月も気になってる本がいくつかあるので、どうなることやら。。。
でも雨の季節は外に出たくなくなるし、たくさん読めるかな。
6月もたくさん素敵な本に出会えますように。

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