まどろみ荘小雑記 その七

満月と どこかの四畳半

日付も出る横長の目覚まし時計が、漫画雑誌の上で鳴り出す そのそばには、人ほどの巨大な蛹

慎重に、でも確かに つくり変わった からだを 殻から…

背が割れ 微光を放つ蛹のそばで、時計だけが驚くように鳴り続けている

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