謡犬 ユネ

創作異世界を舞台にした みに漫画、絵ものがたり等を発信しています。 30作以上無料で…

謡犬 ユネ

創作異世界を舞台にした みに漫画、絵ものがたり等を発信しています。 30作以上無料で読めますので、ひといきの おともに どうぞ! ここでは、不定期に短い読み物などをupしています。

マガジン

  • 夢見ろぐ

    夢で見た へんてこな景色や様子を、記録していきます。

  • 迷宮の朝

    言葉を組み合わせるソフトで、異界のひととき みえてきました。

  • まどろみ荘 小雑記

    ヘンな下宿に住む、無数のヘンな住人達のお話。

  • 今日の雲、なににみえた?

    印象的な雲のきろく、つづります。 きょう、あるいは いつかの記憶の雲 どんなかな?

最近の記事

夢見ろぐ

2024年の、初夢です。 "野生の れすとらん"が出るという話を思い出しながら川辺を歩いている人の少し前に、茶色の、先の丸い4つ脚がついた建物が 歩いている (こじんまりした洋風のお店風) 人がみつけたことに気付いた れすとらんは、慌てて脚をひっこめて昔からそこにあるようにしつつ なにかが近づくと 瓦屋根を丸く逆立てて鳴らして威嚇している 人がぼんやりとしていると、だんだん落ち着いてきて ドアをあけた 優しい日差しのなかですっかり食事をして、ぼんやりするうちに もうお店

    • 夢見ろぐ

      最近みた夢 3つです。 1. ざあざあ降りの町の上空に、灰色の 腕の長い人 町のぐるりに、半透明で巨大なサメの歯の骨がある はいいろのひとは、広げていた腕を 上下にとじながら、「噛め」といった 後から降る雨の冷たさが なんだかとても悲しい 場面が暗転して、平成の台所 といったかんじの ところ だれかに話しかけるように、タオルをかけた灰色の人が座り込んでいる 「どうせ 果てに ああなるなら だから私は…でももう なんだか わからない」といって、灰色のひとは頭を抱えた 2.

      • 夢見ろぐ

        昨日みた夢と 先日みた夢の ふたつです。 1. 白い物陰から、淡い紫灰の 新聞紙ほどの細い蜘蛛がでてきて、向かい合っている 蜘蛛は でこぼこした 数個のパンを 目の前に横並びにした どれですか と 翻訳音声のような声で聞かれて 選ぶと、 いえ、それは~の ためのものです という(~は、ピロロとかザーのような音) 別のを指さすと、ええ それはよいもの どうぞ…と 繊細な脚で渡してくれた 何だか 微笑んでいるように感じられた 2. どろどろとした 昔の館ものみすてりー

        • 夢見ろぐ

          この間見た夢 2つです。 1. 日差しが薄いカーテン越しにあたる 水彩画のような部屋 するする…と 水色の細長いタオルが飛んできて、 テーブルの上の 皿のナッツ?を くんくん と 嗅いでいる でも 食べられないのか くび(っぽく絞っているところ)を かしげた 陽にあたるごとに、だんだん異国の しょーる のように質感が変わっていた 2. 読めない文字の商店街が、だんだん青色の森になっていく その道を 遠くから 短めの牛の尾をした ペンギンの行列がくる 歩きながら ときどき

        マガジン

        • 夢見ろぐ
          謡犬 ユネ
        • 迷宮の朝
          謡犬 ユネ
        • まどろみ荘 小雑記
          謡犬 ユネ
        • 今日の雲、なににみえた?
          謡犬 ユネ

        記事

          夢見ろぐ

          木の床の、半透明な列車から降りて無人駅に立つ人影 その土台のような所も、ちらちら光る砂粒になっていった 人はうす青くたなびくアジアの民族衣装のような服に、つば広であまり顔の見えない日よけ帽(飾り付き)で、白塗りの木のトランクを持って少し不安げに佇み、辺りをみまわす 笠を被って荷を背負った羽毛恐竜がトットッと遠くから歩いてきて ふむ?と止まり、 ああ、ようこそ、お約束のようですな (よく覚えていない略) そうです、その名でなくのうたなら、 新しいものになられるとよい ここ

          迷宮の朝

          青いちいさな村、真白い竜が歩いて見えなくなっていく。そしてまた、静かになった。

          夢見ろぐ

          2023年の、初夢です。 狐の頭、馬の尾のような髪、昔描かれた恐竜(細身)のような体つきをした 全身白い獣人さんが、灰色の迷宮(粘土?上下左右無限に構造が続く)を 不安げに きょろきょろしつつ歩いている 全身白く、古代の 布をゆったり巻いたような服 もさもさの長い尾は引きずっている そこに 軽快な足音と 動く影だけの人が来て、さっそうと挨拶 服のすれる音が 動いたであろうときごとに鳴る 「大丈夫ですよ、ここであっています!」という声を聴いて、獣人さんは やっとほっとして

          夢見ろぐ

          この間みた夢と、昨晩みた夢の 二つです。 1. ミルク色がかった 朝もやで向こうの見えない湖の岸にいる 湖の中ほどに小さな島があり、風もなしに葉がゆれている あの島はどこにも繋がっとらん浮島でね 見る旅人が少ない時は ああして楽にしておりますよ と、茶毛の獺の頭をした人がいうが、いつからいたのかわからない 島は  ろうそくのようになったり 切株のようになったり 木も 扁平になったり 枝を 運動するようにゆっくりと振ったり 景色を眺め 深呼吸をしたら のどかな 眠たいよう

          夢見ろぐ

          昨日みた夢と、いつかみた夢の 2つです。 1. 濃紺色の草がまばらな野に、奇妙な服の旅人が休んでいる 乾いた倒木に腰掛けていて、首から肩辺りが立体的に四角い外套を着ている そのひとは行燈のように内部から発光していて、少し伸びをして りらっくすの溜息をつくたびに 光は明るさをいったん増し また穏やかになる 星空の下の、旅人が たまに眺める先に 白い輪郭で描かれた巨大な柱時計が振り子をゆらして立っている 旅人は 時間になったときの音を はるばる聞きに来たようだった けれども

          夢見ろぐ

          最近みた夢と、どこかで書いたかもしれないけど書いてみる夢の、2つです。 1. 白毛と灰毛のフェレットの頭をした人の食卓の風景 二人ともシャツにずぼん、シンプルで淡いモノトーンな色の服 白い深皿に入った水のようなものに、コーヒーミルクほどの容器に入った青インクのような調味料を注ぎ、広がる不思議な模様をひとしきりみたあと、スプーンで飲む 飲んだあと舌なめずりをするが、色はついていない 一方が、これは視覚と味覚両方でのめるんだそうだよ といい、もう一方は鼻をふすふすしつつ ま

          夢見ろぐ

          昨晩みた夢と、思い出した夢の 二つです。 1. 体も鼻先も長い獣びとと 冒険者風の人間が薪をくべて、野宿の食事の準備中 獣びとの眼は、瞳孔に近いところほど群青色、端のほうは雪のような光り方をする灰色人間は橙のような茶のような色の髪 よく笑い、旅慣れない緊張もありつつ、人間は なつっこく頼もしいよ のようなことを言う 獣びとは 眼を閉じて頷いているが、どこか かげがある そのうちに人間は眠った 自分の手甲の傷と 人間自身もよく知らないという 形見のような飾りの紋章を見

          夢見ろぐ

          最近みた夢 3つです。 1. 眩しい日差し、白い住宅街をあるいているとき、大きな跳ねる動物が横切り、とふっ と どこかに着地する音がした 見回しても 何もいないが、歩き進めるうちに ある一点だけ 色鮮やかなノイズを放っていて、そちらに向くと 古い布の破れ目のようなもの そのなかに、いくつか大小の眼のある 大きな トビネズミのようなものが 驚いたような息をして じっとしていた 目のひとつは 時計の針がぐるぐる回り続けるような模様 おたがいに驚いたりしているあいだに、ねずみ

          夢見ろぐ

          最近の夢と、思い出した夢です。 1. 肩に細身の小さな とかげ をのせたひとが、春色の見晴らしの良い道を歩いていた とかげ と ひとは和やかな様子で、こんなことがあったよね のような笑い話をしていて、ときどき こらえきれずに とかげが楽しそうに笑っていた(かえるのよう 独特な高めの声)ひとも顔はよくわからないながら しみじみと嬉しそう ただ、どこかなにかが心配そうでもあった 白く眩しい、毛糸の服を着たひとだった 2. こうもりが、実物はそう作るものではない"巣"の

          夢見ろぐ

          思い出した夢 3つです。 1. 青い薄光に包まれた、どこまでも長い校舎の廊下 黄色い灯りがついた一室にはこたつが出ていて、休暇の間に何かを作るんだ のような話をしている(学生たちは 野草や野の花の頭をしている) 見下ろす外は だんだん あらゆるものが外国の大きなゼリーのようになっていっていて、 (これ自転車で帰りにくいな~ やっぱり明るいうちに出ればよかった…) と思っている  水槽一面の部屋 桜の木が黒板に何かを書いている部屋 大きな尻尾が動いている部屋などが

          夢見ろぐ

          思い出した夢 3つです。 1. 空中に浮いた本に 色々と語りかけて歩く 山高帽の人 ひらめいた指をして  無邪気に振り返った後 腕組みをして 首をひねってみたり 頭から湯気を噴き つかつか速足になった後 心配そうに 戻ってきて、気まずそうに微笑んだり 本は のんびり ふわふわと浮いていく 2. 木がいくつもつきぬけた古い家の陰に、煙でできた狼がいる 丸まって眠り、だんだん体が透けていくところに、馬が来た 青い泡ふき硝子のような馬、心地のよい蹄の音 僕た

          夢見ろぐ

          昨日みた夢の 記録です。 赤い地の 華やかな柄の着物を着た色白の人が、青い夜の浜辺を疲れたように走っている(人間 では なさそうな 雰囲気) 町の灯りが遠くにみえる、そこから来た様子 息も荒いまま すがるように群青色の海を見る 波間にはいくつも 白く長い腕が 手先を垂れて出ている 皆きれいな手だが、水かきや長い爪 うろこなどがある 大丈夫だよ~… おいで~… と、細く伸ばすような声で 呼んでいる どこか優雅な、でも明らかに只者ではない様子 風で崩れる着物をひし