謡犬 ユネ

ゆる不思議な ひととき、つづっております。

迷宮の朝

雲を纏う 深い森から、鮮やかな 光の葉が 舞い上がった。

迷宮の朝

何かの声が響く滝のほとりに、旅の屋台が ぽつんと出ている。

迷宮の朝

薄明かりの桜の下を、草を生やした人が 鼻歌で散歩していた。

迷宮の朝

青い苔一面の庭で、霧のような獣が 輝いて立っている。