夢見ろぐ

昨日みた夢と 先日みた夢の ふたつです。

1.
白い物陰から、淡い紫灰の 新聞紙ほどの細い蜘蛛がでてきて、向かい合っている
蜘蛛は でこぼこした 数個のパンを 目の前に横並びにした

どれですか と 翻訳音声のような声で聞かれて 選ぶと、
いえ、それは~の ためのものです という(~は、ピロロとかザーのような音)

別のを指さすと、ええ それはよいもの どうぞ…と 繊細な脚で渡してくれた

何だか 微笑んでいるように感じられた

2.
どろどろとした 昔の館ものみすてりー の、いさん相続の時のような場面
一癖も二癖もありそうな人々の集まる部屋に
星空のようなもやをまとい、陰のある美青年と
猫のような顔のおじさんが来て、すべてはこの方に引き継がれますと発表した

一同は混乱して、怒ったり どなったり つめよったり 嘆いたり
それが突然 青年と猫顔のひと以外 時が止まったようになり、
水晶のような 青年の眼をみたひとから 変化しだした

はったり、指をくわえて座り込んだり、にこにこして走り回ったり、不安げに服をひっぱったり、即興の おうた を歌ったり

最後までいうことを聞かせようとしていた人も、
さぁ みんなで でかけましょうね と話しかけられたとたん
目に涙をいっぱいためて まだねむくないんだもん、とひっくり返った

中身は知れなくも 姿はりっぱな紳士淑女ふうのひとびとは、
えへへ、わぁいという様子で みな 青年のあとをついて館を出ていき、
画面は 影絵のような葉や蔓に覆われて なにもみえなくなった 

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