夢見ろぐ

昨日みた夢と、いつかみた夢の 2つです。

1.
濃紺色の草がまばらな野に、奇妙な服の旅人が休んでいる
乾いた倒木に腰掛けていて、首から肩辺りが立体的に四角い外套を着ている
そのひとは行燈のように内部から発光していて、少し伸びをして りらっくすの溜息をつくたびに 光は明るさをいったん増し また穏やかになる

星空の下の、旅人が たまに眺める先に 白い輪郭で描かれた巨大な柱時計が振り子をゆらして立っている

旅人は 時間になったときの音を はるばる聞きに来たようだった けれども、それまでにはまだ時間がありそう


2.
光がさんさんとさす ミルク色の雲が幾重にもめぐる空
五色だったり金銀の細かい紙吹雪が降り 巨大な牡丹が浮いて咲く
アジアの雰囲気のこーらすが 高く低くたなびくように歌われている

空には二頭の しんぴ的な獣が すろーもーしょんで駆け回る

一頭は 白に金や赤の豹紋の 長毛のらいおんのような金眼
もう一頭は 白に青や紫の模様の 長毛のおおかみのような夜色の眼

口をあけて 目を輝かせ、大きなふしぎの動物たちが楽しそうにじゃれている姿は なんとも圧巻で、また どこか あいらしさもあった

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