まどろみ荘小雑記 その十

畳敷きの部屋に まるい月が浮かんでいる

眠いのか ときに震え 左へ右へ のんびりと

身のすみずみまで 伸びをして ほぐし

壮大な映画をみては 感嘆の塵を吹く

黒い空に 星だけ粒々輝く 夜の かたすみ

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