お金の持つインプレッションの強さを利用する

周知の事実 みんなお金に興味がある

人はみんなお金に興味がある。
他人の年収がどれくらいだとか、貯金がどうだとか、稼げる副業はなんなんだとか、そういったコンテンツが耳目を集める。
自分がいかにお金を持っていて、どれだけ使っているかを公開することでフォロワーを獲得している人たちもネットには溢れんばかりに存在している。
目を覆いたくなるほど下品なお金の話に、時折、「大事なのはお金じゃない」などと綺麗事を言いたくなる。

だけどサービス開発をするならば、あえてお金の話を直視してみるのもいいんじゃないかと最近思った。今回はそんな話である。

個人開発で売上を立てる方法が飛ぶように売れた

先日、「プロダクトを1日で作って3日目に売上を立てた話」というのを2500円で販売したところ、2週間で300本売れて70万円近い利益になった。

本の内容はきちんと一次情報を書いている分、巷の詐欺的な情報商材とは違うと思いつつも、結局売り方は完全に「情報商材」と同じだ。
要するにみんな僕がどうやってお金を稼いだのか興味があり、その好奇心を満たすためだったら2500円を払ってもいいと思ったのだ。


稼げるようにする、という言葉の重み

卓球の試合運営をサポートするアプリp4matchさんを運営者ギルドでウォッチさせていただいており、毎月何件も契約が舞い込んできている様子を見ている。なぜそんなに成功しているのか、理由は様々あると思うが、僕はp4matchさんのTwitterに固定しているツイートが印象的だ。

「大会運営を稼げるようにしないといけない」というフレーズが僕は天才的だと思った。これはとても正論だ。稼げなければ持続的に大会運営をすることができずに文化が縮小していく。誰でもそんなことは分かっている。
しかしそれをきちんと「大会運営を通して稼げるようにする」と明言していることが素晴らしい。
これによって、ユーザー(大会運営者)はきらりとp4matchに対する見る目が変わる。単なる大会運営支援アプリとしてではなく、もしかしたら自分の人生を変えてくれるかもしれないとまで思えるアプリになっている。
それが契約につながっているんだろうと僕は思っている。

あえてお金に向き合ってサービスを作ってみる

昨年からDAOで運営している英語学習アプリがあるが、これも僕はいったんお金に向き合ってサービスを説明すべきなんじゃないかと思い始めた。

英語学習の目的というと、「街中で困っている外国人を助ける」だとか「海外旅行に行ってレストランで注文できるようにする」だとか綺麗事を言う人がいる(それを否定するつもりはない)。

けどそうじゃないはずだ。僕たちが英語学習をするのは、まさにお金を稼ぐためだ。落ちぶれていく日本企業から脱して、イケているアメリカのIT企業に入って年収2000万円をもらうためだ。
そのためには、面接や仕事で、きちんと自分の意見を英語で言って周りからリスペクトを集めないといけない。

そのためにやるべきはTOEICでもDMM英会話でもない。自分の意見を、自分の言葉で、カッコよく伝えることができるか練習することだ。
その練習が、僕たちの運営するEnglisterで実現できる(しかもたった330円でね)。

Englisterの学習画面


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