子育てで親も成長する 9
娘の言葉で鬱から脱出 その2
前回のつづき 私の鬱状態が続き、家の中が暗かったせいで、1か月妹のマンションに家出をしていた娘。
1か月ぶりに帰ってきて、私の顔を見て大きなため息をついた。「ママぜんぜん変わってないね~」
私といえば、相変わらずの無表情で日々淡々と仕事と家事をこなす毎日。とりあえずの母親業をしているだけの感じだった。今思えば、娘にとっても学校から帰宅しても面白くのなんともない日々だったに違いない。親子の会話もぽつりぽつり。
そしてその状態が3カ月も続いたある日、ついに娘が爆発した!
娘「ママ、いつまでそうしてるの?いつになったら、前のように戻るの?」
私「ごめんね!でも家事はこなしているから、母親業はなんとかしていると思うけど」
娘「家事とかそんなことをママに求めてるんじゃないよ!」
私「じゃあ、ママになにを求めてるの?」
娘「以前のように、私が帰ってきたら太陽のように明るく『おかえり~!』って迎えてくれるだけで充分!それだけでいいんだよう~」
そうだったのか!たったそれだけを娘は望んでいたのか!
涙😢があとからあとから溢れて止まらなくなった・・・
おかあさんが家の中の太陽でいつづけることは、こんなにも重要で大切なことだったんだ。今更にように、娘に母親の在り方を教えられた。
娘のその一言が、私を一瞬で変えた。そしてその日から、私は段々と以前の明るさを取り戻していった。
その後、再起業して私と出会った人は、私が鬱状態を経験した人とは、とても思えないと言う。
けれど、人生すべて経験。現在は、鬱状態に悩むひとに寄り添える自分になった。
すべて、娘のあの一言が、鬱状態を乗り越えたきっかけ。
娘よ。ホントにありがとう💛
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