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失敗のススメ

失敗のススメ

はじめに

皆さん、失敗していますか?
失敗というのは、基本的に忌み嫌われるものとして扱われますが、今後の成長の糧になる可能性も秘めています。人間誰しも多かれ少なかれ失敗する運命です。ですが、あはは失敗しちゃったーで終わらせるのではなく、反省し今後の糧にすることで己をパワーアップするのです。
ここでは、如何に失敗から学びを選るかを書いていきたいと思います。

滅びの呪文

Linuxで有名なコマンドの一つに以下のようなモノがあります。

 sudo  rm -rf / 

谷町は本番環境で上記の滅びの呪文(今は使えないらしいですね……)を唱えてしまったことがあり、復旧に一週間かかったことがあります。それ以来、危なさそうなコマンド実行前に指差し確認をするようになりました。

失敗とは

失敗とはなんでしょう?
成功の反対、例えばある想定したモノや事に対して意図していない結果が出てしまったとき人は失敗と言います。
辞書によるとこんな感じに書いてあります
滅びの呪文はタイポによる想定外の動作なので失敗ですね。

失敗は避けるべきなのか

これは難しいところなのですが、業務において失敗はあまり好ましい結果や評価になりません。物事は万事成功することによって先に進めるという論調もあると思います。
気難しい方は失敗しただけで劣化のように怒りだして詰めることもあります。
では、失敗は完全完璧に0にすべきなのか?
理論上は、そうした方が良いのでしょう。しかしながら人間が存在する以上失敗(バグやタイポなど)は確実に起きます。こればかりは仕方ないです。人間だもの。
なので、失敗はよくわからないタイミングでやって来ます。どうしても失敗できない本番に限ってやらかすなんでよくある話です。
このように失敗は避けた方が良いものの割には確実に起きるという習性があります。避けようと思って避けられるものではないのではないか、と谷町は考えています。

失敗のリカバリー

起きた失敗にはリカバリーを施すことで物事は良い方向に向かいます。
滅びの呪文に関してはそもそも最近のLinux上では警告が出て動かないようになりました。これも一つの改善策です。谷町はロートルな人間なので、危なさそうなコマンド(rmとか)を実行する際は指差し確認をしています。これもリカバリーから来る改善法なのです。
人間はこうして失敗から学ぶ事が出来ます。それは人間という存在の可能性の一つであり、このような試行錯誤をすることによって様々な進化をしてきました。
これこそとても大事なことなのではないでしょうか。

失敗のススメ

昨今、失敗することを恐れ無難に成功を積み上げていくのが良いという風潮があるそうです。
それに是非に関してはわかりません。そういうコスパの良い生き方も良いのではないでしょうか。
しかし、失敗したから全て投げ出す、もうダメだというのも違うと思います。個人的には積極的に失敗することをオススメしています。
度々例に出して恐縮なのですが、滅びの呪文に関しては最近は警告が出るようになりました。
これ、実際にそのコマンドを打たないと出てきません(検索してスクショで見れば良いじゃんという説もありますが……)。
また、パラメータを追加することによってこの警告を無視して全てを破壊することも出来ます。
これらを実行して肝を冷やすのと、検索した結果で満足するのでは経験値が違うような気がしてなりません。
つまり、実際に失敗することによって人間は莫大な経験値を得ることが出来ます
それを逆手にとって「経験値稼ぎ」が出来るのではないか、と考えています。
例えば、滅びの呪文に関しても、WSL上で構築した適当なLinux環境で実行すれば経験をすることが出来ます。パラメータも追加し放題。なんならLinuxで出来そうなことを片っ端から試して楽しく学び(もしくは遊び)、たまに失敗してはそれがどうして起きたのかを考えながらLinux環境を復旧・リセットすることで経験値を得ることが出来ます。
これ、無料期間のAWS環境でやってみたら更に学びを得ることがあり得ます。SaaSも無料期間中にあれこれ試してみて試行錯誤するのも良きかな、と思います。
このように、失敗してもあまり痛くない環境を創り出し、そこで悪いパターンやら怖いコマンド、そのたやっちゃいけないことをあれこれ試すことによって経験値を得る事が出来るのです。副次的な効果で環境を1から構築するというのもとても勉強になります。
これはこれで人間の成長、技術の向上に役立つモノなのではないでしょうか。

まとめ

  • 人間である以上失敗はします

  • 失敗を糧に成長することが出来るのは人間故にです

  • あえて失敗できる環境を作り、そこから経験値を得るのはオススメです

  • 副次的に環境構築やリカバリーで更に成長が出来ます

おわりに

谷町の仕事歴は恥の歴史です。直近でもよく失敗しては叱られて成長して行ける環境にあったのは良い経験だと思っています。
昨今のコスパの良い生き方もある意味試行錯誤の末だと思いますし、それが向いている方もいるでしょう。それに仕事以外で仕事で使っているものを触りたくないという人も居るでしょう。
それもまた人が生きていく上での流儀だと思います。谷町は、どちらかというと面白全部で試行錯誤したり失敗を重ねることで成長した方がより良いだろうと感じています。
人それぞれだとは思いますがその方法を広めたいな、と思った次第です。

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