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ベランダの黒猫

今月のはじめのことです
ベランダに黒猫がやってきました

目があった瞬間、そのまま止まってお互い様子を伺っていた
逃げない感じなので、ひとまず下がってその場を静かに離れました

大きな音を立てないようフードを器に入れ戻る
黒猫はさっきのままの体制でそこにいました
「ここに美味しいものがあります」って音をさせながら
ゆっくり網戸を開け、静かにそっと置く
黒猫はちょっと後ずさったもののフードに気づき食べはじめました

生後半年ちょいくらいだろうか
ツヤツヤした毛、グリーンがかった黄色い瞳

ベランダに猫がきたのは初めてだった
どこかに入口らしきとこあった?
後で調べてみたら構造上できてしまう隙間が見つかったのでした

食べてる間しっぽを見てみた
真っ直ぐなしっぽだった

「あの子ではないのかな」

あの子とは、屋根から降りれなくなった子猫のこと
(詳しくは過去記事より↓)

ベランダの黒猫はしっかり食べきって
わずかな隙間に吸い込まれるようにして戻っていきました
不思議な時間でした

あれから猫は一度もきていない
でも発見がありました

やっぱり「屋根の上の猫」と
「ベランダの黒猫」は別猫だとハッキリしたのです

さて問題です
どうやってよく知らにゃい黒猫を見分けたか?

  ↓  ↓  ↓

正解は
たまたま2匹が同時に目の前に現れた、でした

外出して戻った時に「ベランダの黒猫」が目の前を横切りました
急に足を止め「うー」と唸り声を上げました
その視線の先を見ると「屋根の上の猫」がいました
宙を舞う虫を追い回していて、なんか妙にほのぼのした図でした
が、残念なことに2匹は仲がよろしくないよう・・・

久しぶりにみた「屋根の上の猫」はあまり黒くなかった
というのは「ベランダの黒猫」が
典型的な「魔女の宅急便のジジ」だとしたら
「屋根の上の猫」は、ややグレーががっていて、フワッとしていたのです

成長の過程で本来の毛並みになっていくのだな、と感心しました

尻尾は相変わらずギザギザしていた
正確には「カギしっぽ(数字の7みたいな尻尾)」が
もう一回くきっと曲がっている感じだった
つまりは「カギカギしっぽ」
ギザギザよりカギカギのが、なんかイイ響き

2匹とも怪我とかせずに大きくなって欲しい

そんな出来事があってからの、今読んでいる本はこちら↓

お店の番人=黒猫チロ

またしても黒猫が登場する本
(やっぱりというか、なんというか)

黒猫への憧れは続きます

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