ダイエット遍歴と今の食生活②

職場で同じチームだった先輩エンジニアが1日1食(というよりお腹が空いたら食べる)スタイルの方でした。

個人的な意見なのですが、1日1食で生きている人ってハツラツとしている方が多い印象です。
なので、(なんとなく)そういった食生活に憧れがあり、自分も1日1食生活を始めることになりました。

思えばその先輩は仕事のパフォーマンスを維持するために食事を抜いていて、痩せることが目的ではありませんでした。
尚且つ、自分にフィットしていたからその生活を選んだのでしょう。

「空腹状態の方が仕事が捗る」という情報は私も知っていたので、そのメリットを享受したいというのが建前。
痩せた自分を維持したい、というのが本当の気持ちでした。

最初の方はうまくいきましたし、空腹状態が心地よいと感じる時もありました。
ですが徐々に我慢がしんどいと感じるようになり、1食のタイミングである夕食時まで待つことができず、昼過ぎや夕方に過食してしまうことが増えていきました。

1日1食というルールを守れなかった日は「今日はルールを破ってしまったし、明日はまた食べれないのだから今思うまま食べてしまおう」というスタンスになっていました。
最初はするする落ちていた体重も、過食の頻度が増えていくごとに元に戻っていきました。

1日1食ルールは半年弱ほど続きましたが、今振り返ると守れていた日はほとんどなかったかもしれません。

1日1食は自分には無理だと分かった私は、少しルールをゆるくして「16時間断食」に切り替えますが、結局これも自分が食べて良いと決めた時間まで我慢できず、同じように過食してしまうことも少なくありませんでした。

ルールを時々破りながらも、1年くらいは16時間断食生活は続きましたが、結局8時間のうちにたくさん食べていたので体重は全く減りませんでした。

この頃から一人暮らしを始めたので、「実家のような誘惑もないし、痩せれる!」と思っていましたが、食事を人に見られることがなくなることでむしろ過食の頻度は増えていきました。

その年の夏(昔のように語っていますが去年です)、久しぶりに大学時代の友人たちと集まったのですが、私の記憶よりみんなずっとかっこよく、大人びていて、なんだか一人だけ置いて行かれた気分になりました。

些細なことですが、その日を境に私は自分の見た目をよりコンプレックスに感じるようになり、「痩せねば」とダイエットの計画を始めます。

手始めにオンラインの食事指導をはじめ、ランニングや筋トレもできるだけ毎日取り入れるようになりました。

食事指導はというと、高いお金を払った割に成果は上げられませんでした。
指導してくれたトレーナーさんが悪いのではなく、結局「食事を管理されている」という状況が耐え難かったのだと思います。
3ヶ月ほどで辞めてしまいました。

運動は元々好きだったのでトレーニングは続いていましたが、段々「食べたら運動しなきゃ」という思考パターンになっていき、空腹状態で過度な運動をすることも多くなりました。

また、食事指導をやめたあたりから「過食」ではなく「過食嘔吐」をするようになります。

最初は友人との食事でたらふく食べた後、家でもアイスやホットスナックを食べて、最終的に嘔吐することが週に1回あるかないか。
次第に一人の時でもUberEatsでジャンクフードを何度も注文し、詰め込んですぐ嘔吐する生活が続くようになります。

書き起こして改めて思いますが、本当にお金と時間の無駄ですし、食べ物に失礼ですね。
はっきりと診断されてはいませんが、当時の自分は確実に摂食障害だったと思います。

なぜ痩せたいのか目的も不明瞭になっていき、異常な食べ物への執着だけが残りました。
過食嘔吐を受け入れるようになり、「食べても吐けばいいや」と感じることもありました。

幸い摂食障害の自覚はあったので、嘔吐を止めることに抵抗はあったものの、この後は治すよう動くことになります。

まだ続きそうなので③に続きます。
③では回復〜現在について書く予定です。




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