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無自覚なストレス

 ストレスがやっかいなのは誰でも知っている。

でも「自分は今ストレスを感じているぞ!」と自覚できるならまだいい。

一番やっかいなのは、自分でも自分がストレスに感じている、自分がストレスを感じている、と自覚することができないタイプ。

今日は私にとってなかなか楽しくてラッキー!と思うようなことばかりあった1日だった、はずなのに・・・なんだろう。ストレス反応がでている。

私にはある特定の「ストレス反応」というある種のインジケーターみたいなものがありまして。それが出たら、たとえ自覚がなくとも、私の心あるいは体はなんらかのストレスを感じている、ということになる。

自覚できないものを認識させてくれるという意味では有難いのだが・・・自分がストレスを感じているという事実は認識できても、それイコール「何に対して?」というストレス理由や原因は不明なままなのがさらに厄介だったりする。

たいていの人はそうだと思うけれども、「分からない」という状態が一番嫌だし、一番ストレスじゃない?

例えば「スマホがうまく作動しない」あるいは「PCの調子が悪い」ということ1つをとっても、「なぜうまく作動しないのか」「なぜ調子が悪いのか」理由さえ分かれば、困ったなとは思いつつも、少なくともいらいら度は減るだろう。ストレス数値も幾分かは減ると思う。

一番困るのは、何が問題を引き起こしているのか「分からない」ということ。これが一番のストレス。

なので、今の私はこれを打ちながらもずっと、一体何がそんなにストレスなのだろう、と頭を悩ませている。そして、そうすればするほど、ストレス反応は悪化する。どんどん酷くなる。

悩めば悩むほど、原因を追究しようとすればするほど、ストレス反応は悪化し、終いにはそれ自体がストレス原因となる。いわゆる、抜け道のない悪循環という奴。

こういう時には、もう何も考えないに尽きる。分からないことは、分からないままでいい。こういう事こそ、いっそ知らぬが仏、自覚なんかしないほうがよっぽどマシなのだ。

でも人間の脳というものは非常に不都合にできていて「考えるな」「考えなくてよい」「考えないほうがいい」など言われると、余計にそれについて考えてしまうものなんだよね・・・

こう考えるたびに、NEVERMORE と思うのだけれども、思ったからと言ってどうなるものでもない。

やれやれ。人間というものはとかく厄介な生き物だ。

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