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明日からフリー

このたび、仕事を辞めました。今日はその実質的な仕事納めの日。明日から、晴れてフリーです。

ほんの2ヶ月ほど前には、まさか自分がこんな状況下で仕事を辞めるとは思っていなかった。こう書くと、新型コロナウイルスの影響でリストラされたと誤解されるかもしれませんが、実際にはその真逆で、シンガポールのセミロックダウン中に自分から突然、よりによって?自分の誕生日に辞表を提出しました。

何故こんな、先行き不安の最中に仕事を辞めたのか。次の勤め先も決めていない。次に何をするかも特に確定していない。世界中がこれからどんな世界になるのか、果たしていつこの新型コロナウイルスの時代が終わるのかも分からない。終わっても、本当に元どおりの生活・世界に戻れるのかも分からない。こんな状況で、何故あえて今ある安定を手放すのか。

でも。こんな先行きが分からない、世界中の人々の動きや経済活動が、否応もなく静止してしまった今だからこそ、今がチャンスだと思うのだ、私としては。このチャンスを逃したら、きっとこのままずるずる惰性的に仕事を続けてしまうに違いない。先行き不安の今だからこそ。全てが否応もなく停止している今だからこそ。

Festina lente (ゆっくり急げ)

かつて、初代ローマ帝国皇帝アウグストゥスが好んで説いたというこの言葉ではないけれど、このチャンスに一旦辞めて、すこしゆっくりしてリチャージしながら、今のままでは対応し切れないであろう「コロナ時代」あるいは「ポスト・コロナ時代」を生き抜くために必要な勉強をする時間とチャンスを、自分自身に与えたかった。

今の仕事を納得ゆくレベルで続けながら、家族の世話も自分の健康のメンテも、そして今後のための勉強も全部一気にこなす自信はサブゼロで、無理にやれば、また酷い目にあって「二兎を追うもの一兎を得ず」になることは火を見るよりも明らかだったから。

勿論これは、家族の理解と協力というものが無ければやりたくても出来ないことではあるけど、それはあえて言うなら「お互いさま」。私の家族の幸福も、私の体と心の健康とキャリアがあってこそ、だから。助け合って頑張ってゆくしかない。

ということで、明日からフリーになります。つまり、キャリアフリー。このnoteを書き始める余裕もようやっと出てくるかも。

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そして、白髪こんなに伸びてきたよ。このまま染めずにナチュラルグレイヘアを目指します。これも、フリーにならなくてはなかなか思うようにはできなかったことのひとつ。

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