餅月おこめ

一児の母。主婦。やや霊感のようなものアリ、予知夢たまに見る。大したことは何も出来ません…

餅月おこめ

一児の母。主婦。やや霊感のようなものアリ、予知夢たまに見る。大したことは何も出来ません、フツーの人間です。日々の生活や過去の出来事などを書いています。

最近の記事

前世記憶

話にはよく聞いていた 子供が母親の胎内の記憶や前世を語るという 不思議な現象のことを ウチももしかしたらあるのかな いや案外何事も起きないかもしれない そんなふうに思いながら過ごしていたが それは唐突に始まった 子供のおやつに焼き芋を出した時のこと 椅子に座った子どもが言った 「かーんしょ、ふふふ」 これは偶然なのか? 甘藷という言葉を知っている歳ではない。 まだ平仮名さえおぼつかない3歳なのに。 このとき 母の私がどんな顔をしていたか… おそらくは、ご想像の通りであろ

    • 全てが嘘ではなく、かといって実際の登場人物はいない。所謂生きた証というか足跡のようなものを誰かに何かを伝えたい、そう思ったゆえに私は創作に想いを託すことに。暇つぶしにでもなれば幸いです。良かったら、読んでいってね。

      • 魔女の憂鬱(創作)

        がらん、がらん、来客用のプチ鐘楼が揺れる。 すると面倒くさそうにツタの絡んだ竹暖簾が少し捲れて、 「いないよ」 と紫色の唇が返答した。 「おい、冗談はよせ。遠路はるばる3時間も歩いて来たってのに!」 来客は暖簾を乱暴に掴み上げようとして、飛び上がった。 「いてぇ!」 漆黒のカラスが来客の手を軽くついばんだらしい。 怪我こそなかったが、来客は地べたに座り込んだままだ。 「やめな、黒瓜。腐っても客人だ」 「し、失敬な!」 「失礼ついでだ。黒瓜、  もいっちょ突っついとく?」 「や

        • 妖怪談義(創作)

          山の奥にひっそりと残る廃寺 そこには時折 2匹の妖怪が集まってくる 釣り竿をふりふり 河童が言うには 麓の村の名物おばあが亡くなったそうだ 「あの お喋りなおばあ、 この おれに釣りが下手だのなんだのって。 畑のきゅうりをくれたんだよな」 それを聞いていた2つ尻尾の猫又は、 「おまえ 上手くやったな。 オイラは焼き魚の匂いにつられて、 いっちょじいさんの真似をしてやったのさ。 おい、肴くれってな」 「それでそれで?魚は美味かったか?」 「うんニャ、化けて出たはいいが、いや魚は

        • 全てが嘘ではなく、かといって実際の登場人物はいない。所謂生きた証というか足跡のようなものを誰かに何かを伝えたい、そう思ったゆえに私は創作に想いを託すことに。暇つぶしにでもなれば幸いです。良かったら、読んでいってね。

        • 魔女の憂鬱(創作)

        • 妖怪談義(創作)

          雨、しとしと…と。

          日曜の午前は雨だ。 持ち帰った書類を机の上に並べて 無機質な数字を拾い 目の前の文明の利器に打ち込んでいく。 「これは何だ…?」 途切れたメッセージ。 数日前のおぼろげな記憶を辿りながら、 推理が始まる。 時間を無駄には出来ない。 書類はこれ一つではないからだ。 さらには 問題を解決したあとも 緑を切り刻んだり、 煮えたぎる熱湯で 処理をしなければならないものが 氷室で私を待っている。 急げ。 「お前は何だ?」 時刻。場所。そして印字された数値から、 答えを導き

          雨、しとしと…と。

          妊活と漢方。

          ちょっと記憶薄れ気味だけど書いていく。 かつて不妊で悩んでいた頃の話。 石女と罵られ離婚するくらいには不妊症だったが 別の男性と再婚し10年、子供が欲しいと言い出したが、さあどうする。となって、 まずは病院へ。 その時一案として出てきたのが漢方だったが、 主治医曰く 「効果が出る人にはてきめんに効くが  効かない人もいる」 ええ… そんな眉唾なもの、という印象だった。 しかし数年後、とあるご縁があり 千葉流山の「ひろこうじ薬局」で 漢方専門医の先生に不妊相談したところ

          妊活と漢方。

          台風が来る

          ラジオで流れる台風情報を耳に ドキドキしていた子供の頃 我が家の裏山は風雨が激しくなると 土砂崩れの危険があるため 台風が来るたびに避難しなけれならず 先の台風でヒビ割れたガラス戸に ガムテープで段ボールを貼る母のそばで キンコンと警報を鳴らすラジオにかじりつく 若い方は耳慣れないかもしれないが この時代は台風の規模を「ミリバール」という単位で表現していて 私はmb、この表現が好きだった 台風がもたらす非日常感も嫌いではなく まるで意思を持った生き物のように 日本列

          ドット絵の懐かしさが沁みる。

          私が推したいのはNintendo Switchの 「スターデューバレー」 という牧場経営系ゲーム。 主人公は祖父から譲り受けた荒れた農場を開拓していくところから物語は始まる。 ここら辺は牧場系には かなりありきたりな展開ではあるものの、 荒れ放題の牧場を眺め 少しずつ開拓を進めていくというのは、 これからの創造を期待も高まり、 じつにワクワクする作業となるものだ。 携帯電話が2つ折りの時代から アプリで牧場ゲームに親しんできた身としては なんだ、野菜植えたらそのまま取れ

          ドット絵の懐かしさが沁みる。

          幽霊って(2)

          白い着物着た女の人が う〜らめ〜しや〜 というのが日本の幽霊のイメージですが 実際に私が見たのはそういうのではなかったです 戦時中の服(もんぺ?防災頭巾?)を着た女の子 だったり 颯爽と職場の掃除をする若い男性 だったり 足場の無い高さをどこかへ歩いていく女性 みたいな感じです たぶん 下二つのケースは 雑踏に紛れていたら絶対分からなかった 逆に 実態がよくわからないものもあり ある観光地で写真を撮って 帰った途端にポルターガイスト現象が始まり ドアが勝手にバーン

          幽霊って

          見える時もあるけど 普段は全く見えないです 気配は多少感じます あーここに長居したくないな、みたいなね。 一番衝撃的だったのは 神社に参拝する時、 鳥居くぐる瞬間にビリッときた。 雷に打たれたような? 静電気の比じゃない痛みが全身に… その場にうずくまり動けないこと1分ほど ビックリしたのと痛みでマジ動けない 何を連れてきやがった という怒りのエネルギーのように感じました 多分よからぬモノを連れ歩いていたです 推測ですが 体が軽くなったので 祓って頂いたようです

          毒沼の花

          気づいた頃にはもう 私が咲いたのは毒の沼のほとりで 根は既に毒に染まり 辛い苦しい 毒に蝕まれた心が悲鳴をあげても 毒に触れたことのない花たちは 故郷を愛してとさざめく 私は毒沼の花 根はすでに猛毒が蝕み 花だけが辛うじて咲いている 生きることを諦めてはいない けれど身を心を蝕む猛毒は消えずに きっと誰かを傷つけている

          有料
          200

          アリの悲劇(観察日記)

          皆さん アリという働き者をご存知だろうか。 真っ黒で小さな体で一生懸命 ちょこまかと動いては物を運ぶ。 暇な時はアリの行列を眺めて見て欲しい。 これが、なかなかに楽しい。 まず、理屈はさておき 子供と公園へ行った時のこと 子供がせっせと働くアリの姿を見ていた 私もそれに相席させてもらう するとどうだ 自分より大きな荷物を運ぼうと、 アリは2匹がかりでブツを運んでいる おお…頑張れ! 思わず応援したくなる。 ブツが何なのかは分からない。 葉っぱのようにも見えるそ

          アリの悲劇(観察日記)

          予知夢について

          予知夢についてザックリ 私個人での回答になりますのでご注意を 他の方とは違うかも知れないし。 また単なる夢の話ですので 興味がおありの方もそうでない方も 話半分くらいに思ってご覧下さい そんなわけあるかぁー! って私本人もたまに思ってます。 Q.災害予知できる? A.出来ません。  自分が関係するものしか見ません。 Q.なんで予知夢だって分かるの? A.まず雰囲気が違います。  普通の夢じゃないというか、  夢だと分かっている状態で見る夢です。  ただ、明晰夢と言われる

          有料
          300

          予知夢について

          不思議なできごと(彼女は何者?)

          彼女はサヤカといって 10歳くらいの大人びた雰囲気の少女 イジメに遭った私を助けてくれて 友達になってくれて ケガをした時には これをすり潰せば薬になるからと ヨモギの葉を教えてくれて それで傷の手当てをしてくれた 転校する前に 卒園した保育園の夕涼み祭りに行った時 サヤカはジャングルジムのてっぺんに 浴衣のまま座っていた 大人になって思い出すのは その不思議な存在 彼女は本当に実在したのだろうか…と。 もちろん、イジメていた男子は実在するし、 学童も実際に通ってい

          不思議なできごと(彼女は何者?)

          不思議なできごと(幼き日)

          彼女との出会いは7歳のころ まだ暑い夏の日差しの残る放課後 私の通っていた学童保育というところは 数人の先生がたがいるものの 見守りというほどの目もなく それぞれの学年が入り混じって遊ぶため 上級生が下級生をいじめる… 恐らく"かまってあげている"テイでの"暴力"が野放しにされていた 当事者なので 誰かに助けを求めたくとも 顔見知りの同級生はおらず 先生たちも忙しいためか 見ぬフリで 現状を訴えて相談に来た親には "イジメはありません"と豪語していたのを よく覚えている

          不思議なできごと(幼き日)