その人がどう感じるかという事は、人と比べることができないばかりか、人が判断できることではないのではないか。

「あなたは恵まれている」という言葉を聞く。確かに私は恵まれていると思う。しかし、それを言われる時、どうしても、私は何か比べる対象がいると思ってしまう。誰かと比べてすなわちもっと大変な状態の人がいるでしょう、なのに弱音なんか吐かないでもっと感謝しろ、という意味に聞こえるのだと気づいた。確かに私は恵まれている。でも私がどんなふうに感じているか、また、同じことが起こったとしても、過去のトラウマや考え方の癖や特性などにより、同じような出来事に見えて感じ方は他の人とは違う。感じ方を他の人と比べることはできない。
比べなくても「恵まれている」というのはどういう状態であるか。
「主にあって」恵まれているということなのか。頭ではわかるが、現実ではきつい。

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