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環境のせいにしない、自己完結しない

同じ時期に子どもが生まれ、より一層仲のよくなった友人が、必読のnoteを書いていた。

裕子曰く、
2018年は「腹の底から湧いてくるわくわく」が少なくなったと。わくわくとは、「現在の堪能」と「未来への期待」に心おどることだ、と。

いまこのときに没頭し、目一杯たのしむこと。自分がたぐり寄せる未来に思いを馳せられること。趣味に没頭するのは「現在の堪能」、あたらしい仕事への挑戦や旅の予定を立てるのは「未来への期待」、というイメージだ。

こうした高揚感が、わたしにとっては、圧倒的に足りない1年だった。おそらくそれは、生活を回すことに日々あっぷあっぷで(=現在を堪能できず)、いろいろなアクシデントを場当たり的にこなすのに精一杯だった(=「未来への期待」が薄かった)からだろう。

いや、めちゃくちゃわかる。。

自分に問うてみると、
いろんなチャンスや好奇心を、「子どもが・・・」という言い訳をして避けていた部分がある気がした。
そして、自己完結することが多くなり、自分の長所(?)がなくなっている気がした。

私にとってのわくわくは、 “行動”と“想像”、その先にある "科学反応”だ。

何がどうなるかわからなくても、まずは足を動かしてみる。行動してみる。そこで見る景色に次の指針を見出したり、次に繋がるかけがえのない出会いを見つける。
まずはえいや!と進めた行動が、想像を掻き立て、必然的な出会いを生む。
その繰り返しで「ありたい未来」近づくことが、自分の一番の武器だと思っている。

2018年は、それを無意識のうちにサボっていた。
基本的に、どんな人間でも重い腰を上げて行動するのは労力がいる。「ああ・・・めんどくさい」と思う連続だろう。それでも何か意味があると信じるから、よっこいしょと立ち上がるのだ。

しかし、子どもが生まれてからというもの、重い腰を上げる回数が減った。
「子どもがいるからちょっとできなさそうだな・・・」
「子育ても仕事もあるから、そんな時間とれないよ・・・」
そんなことを考えて、好奇心やこみ上げる情熱で動くことが減った。そして自己完結することが多くなった。

しかし、無意識に、子どもを理由にして、やらない言い訳をつくっていたのかもしれない、と振り返って思う。腰をあげるのはしんどいから。

◆ ◆ ◆

わくわくは、もちろん子育ての中にもある。

まずは我が子との出会いは衝撃だった。想像を超える感情を味わった。はじめて自分の命より大事と心から思える人間ができた。
初めて子育てをする中で、新たな発見がたくさんあった。
「我が子が喜んでくれるかもしれない」「いい経験になるかもしれない」と、毎週図書館にいって絵本を読み、毎週広い公園に一緒にいって思いっきり遊んだ。こうした公共施設の存在意義を、独身時代には気づかなった。そこで我が子の今までみたこともない反応をみて、成長を感じた。

とても幸せなループだ。

しかし子育ては、あまりにもルーティーンだ。その繰り返しに慣れて、鈍感になってしまう。そしてそれは我が子も同じなのかもしれない。

例えば、たまに旅行にいったり、おばあちゃんに預けたり、ベビーシッターに預けると、ものすごい吸収力で環境を吸い込む。私が思考錯誤しながら二人で過ごす時間と比べると、前者の時間のほうが、驚くべき成長を遂げることがある。

我が子にとっても、わくわくのポイントがあるのだろう。たくさんの人と関わり、いろんな世界を見ることが、今の我が子の成長ポイントなのかな、と思う。

◆ ◆ ◆

仕事でも、同じことで反省と気づきがあった。

私の会社は、一人で始めた。一人で仕事をする時間が続いた。思考は自己完結していた。
情熱はあるのに、全然進ます、形にできず、どう行動すればいいか迷い、途方にくれた。

だから、仲間をつくろうと行動した。

今は、真剣に相談し話しあえるメンバー数人ができた。
仲間がいると、自分一人で考えるのとは違う景色が見える。議論することで、まったく違うアイディアが生まれ、数倍のはやさで実現が進む。
仲間の存在が自分の行動を掻き立てる。自分の覚悟度合いも変わった。

やっぱり、自己完結せず、行動しながら考えることが、私にとってはもっとも正しいやり方だ。

◆ ◆ ◆

2019年の私の目標は、
環境のせいにしない。
逃げずに、思い切り行動する。

「無理かも・・・」ではなく「どうやったらできるか」を考える。

仕事においても、「やばい、ハードル高い・・・」と息を飲む仕事は、メンバーと乗り越えていけばいい。
惹かれる場所も、一人でふらっといくのも、子どもと一緒に寄り道しながらいくのもいい。

そうやって、未来への道を創って行きたい。


みなさま、2019年もよろしくお願いいたします。良いお年を!


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