大御和神社おおみわじんじゃは、私の以前住んでいた場所の鎮守神社です。
この神社は、私が前回のマンションに引っ越した頃から、問題が起こっていました。それを知ったのは、引っ越し後・・・数か月してから。

その大問題とは・・
【神社の敷地売却問題】でした。

由緒あるこの神社は、敷地が広くてお社も古い。
維持していくのにお金が非常にかかり、どうしても資金が集まらない。

という・・・現在、あちこちの神社に起こっている問題です。

神社に対する信仰心が薄れる昨今。
祖父母、両親はしていたけれど、私達も続けて寄付なんてしないといけないの？神棚なんかないし！お札なんていらないし、あってもどうしていいかわからないから困る。

というお宅が増えてきました。
核家族化してきたので、信仰心などもないのは当たり前なのではないでしょうか。
神社に行くのは、お宮参り、七五三、初詣ぐらい。
それも、「願いなんてかなわないのに、なぜ寄付しないといけないの？」
という人もいらっしゃると思います。

そんな事もあって、氏子うじこさん（お寺では檀家さんといいます。）が減ってきて資金も集まらなくなりましたね・・・。

そんな問題があって、神主さんが敷地の8割を売却する！
という大問題が起こったのです。（罰当たりな！）

え？？？敷地を売却？？それも建売住宅として売るって・・・どういうこと？？そんな罰当たりな・・・。

と・・・その方法に反対を掲げた氏子さん、ご近所の方、この神社の敷地内でいつも遊んでいた小学生のお子さん達や、全国の歴史研究者さん、神社好きさん達がどんどん署名と寄付をしていき、相当数の数を持って神主に反対を示しました。

そして、売却契約を撤回（違約金を払って）し、神社を守り立て直すために
運動をして守ったのです。

神社の広い広い敷地内を定期的に氏子さんや住民が集まってお掃除し、
みんなが集まってしめ縄を作って取りつけ、お祭りやご神事も集まって行い、境内社も綺麗に整備し、拝殿や本殿も少しずつ修復していく。

という方向に大きく変化していきました。

何年もボロボロだったというしめ縄も一新し、とても明るく綺麗になった神社。神様も非常に喜ばれていて、お力を増してきたように感じます。

私は元々外部から引っ越してきた者ですので、SNSやTwitterで拡散しまくって、問題を広めさせていただきました。（もちろんご寄付や署名も。）

問題が解決して落ち着いてから、今のマンションに引っ越す事となったのですが、時々参拝に行かせていただきますと・・・。
神様が笑顔で子ども達を見守り、地域を見守ってくださっているように視えるので、本当に良かった・・・と思います。

こんな風に神社の維持問題は都会でもあちこちで起っています。
でも、神社の敷地を売ってマンションにする・・・住宅にする・・・。
というのは、個人的にはいかがなものだと思います。
そこに住む人が本当に運氣が良くなるのか？その場所が神社だった事を知り神様に敬意を示して住んでいるのか？というのは、定かではありません。

しかし・・・神様はいらっしゃる。見ていらっしゃる。
もしも、もしも、そんな所に住むのであれば、常に神様に敬意を表し、感謝することが大事なのではないかな・・・と思います。

もっと神様、仏様を思う気持ちを復活させることが、日本の衰退を止める方法なのではないか・・と、私は思います。

今のあなたがいるのは、ご先祖様。仏様。神様。のおかげなんですよ！
ひとつの魂が単体で生れる事はないんですよ。
ご先祖様からの繋がり。仏様や神様のご加護があってこそ生まれるのです。
奇跡的な確率で生れているのですよ。
そこを忘れないでください。