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ベルリンで2回目の個展開催、指の感触の家出

膝の爆弾は太ももの筋肉、股関節の筋、腰の神経とつながっている。

小学生の頃ジャンプ力をつけまくることだけにこだわり、筋肉をよくほぐさなかった代償はでかい。
見て見ぬふりを続けてきたものの、股関節周りは柔らかくしとくにこしたことはないと、32歳にしてようやく股関節集中ストレッチ、ヨガを1ヶ月ほど続けてみた。
YouTubeで見よう見まね、なかなかに硬い筋肉、効いているのがわかる。


ある朝起きてヨガマットに右足の甲をつけた時に違和感があった。

どうやら右足の中指と薬指の感覚が鈍くなっている、
歯医者の麻酔の後のあの感覚、ほっぺをつねっているのにつねられていないようなあの感覚が足の指に移動したような感覚。

痺れはないものの、どうやら腰からきてる神経に違和感がある。
神経がちょっとずれたのかもしれない、
もしくは何者かが私が寝ている間に足の指だけに麻酔を注射したか、
後者の可能性は低い。

無理やり硬い股関節をストレッチし動かしすぎたせいか、その代償はでかい。

もう嫌になってストレッチもやめた、
川沿いのランニングもやめた、
筋トレもしばらく行ってない、

夏はもう始まっている。


というのも、6月後半から10日間ほど個展を開いている。
展示だけでなく、他ジャンルのアーティストとパフォーマンスも行っていて、その土台作りや自分の作品作りにも時間を割いていて、
しばらくは寝ても覚めてもそればかりだった。


正直とても幸せだ、

幸せだけどまだ足の指の感覚は戻っていない。
体重も増えて体が重い。
体があるのはとても厄介だ。
このまま足の指の麻痺が全身を侵食して、やがては私の体自体が無いことになるんじゃ無いだろうか。


明日は展示6日目、もう後半だ。
夜にはダンサーさんとのパフォーマンスもある。
3回に分けたパフォーマンス、
何が起こるかわからない、
1回目は泥と水に塗れた。
土も食べた。

土の味は土の味だった。

明日は何が起きるだろう、とても楽しみ。

展示中の気持ちのあれこれあを細かく残しておきたいものの時間がない、
とかいいつつ足の指の感触がないことは細かく書き残している。
自分とは摩訶不思議なり。

神経一本さえよくわかっていない。
指の感覚、帰ってくるかなあ。
とりあえず寝る。