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ランニング最適気温は何度?増田明美さんに聞いてみた話など

(こちらは2020年2月17日に共同通信社から地方紙向けに配信された「千種ゆり子の空てんき」記事です。共同通信社からは許可を得て、そのままの文章でnoteにも配信しました。内容は最新のものでない場合があります。)


 元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美さんとお話しする機会がありました。ランニングと気温の関係について伺ったところ、市民ランナーが一番走りやすい気温は15度くらいとのことでした。

 日中の気温が15度といえば東京や大阪では3月下旬、札幌でも5月頭と、各地のソメイヨシノの開花時期に一致しています。ランニングが趣味の友人に好きな季節を聞いても、春と答える人が多い。春のにおいを感じられるからだそうです。

 こう聞くと、冬の北日本や日本海側は寒いわ雪はあるわ、ランニング愛好者にとっては過酷な環境に思えます。私が青森で勤務していた時も、非雪国からの転入者は、雪道を走ることをためらい、ランニングをやめてしまう人も多かったです。

 しかし、雪国の過酷な環境は考え方次第でプラスに変えられる、そう唱えるのは、今年の全国高校サッカー選手権で準優勝を収めた青森山田高校監督の黒田剛さん。豪雪地帯の高校ながら常勝軍団でいられるのは、雪中サッカーや雪かきを通じた筋力トレーニングなど、雪の上でしかできない練習をチームの強化に取り入れているから。足腰が強くなるのはもちろん、お尻周りの筋肉が強化され、キック力や走力、さらには精神力も鍛えられるといいます。

 市民ランナーレベルでも「雪道ラン」はトレーニングに効果的だと話すのは、雪道ランの愛好者・成田りえさん(NHK青森あっぷるワイド前キャスター)。転ばないように走るので体幹が鍛えられる。滑りにくい雪道用のシューズが売られていて、足が冷たくなるのを防いでくれるそうです。私のやっている空手は素足で行うため冬は足裏の冷たさとの戦い。空

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