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幸福なパートナーシップを得るために

占星術が教えてくれるパートナーシップについてのお話です。恋愛や結婚については、多かれ少なかれ、誰もが悩み苦しむものですよね。あぁ、果てしなくドラマチックな物語・・・です。


ユリシスも二十代で結婚しましたが、数年で離婚。再婚後も、魂から血を流すくらいの修羅場と危機を乗り越えて・・・ようやく満たされた関係性に至りました。これまでの人生で何が苦しかったかって・・・そりゃあ、ダントツでパートナーシップの確立です。アタイの場合。


というのも、私のホロスコープはアセンダント上に天王星が、ディセンダント上には火星が乗っています。しかも、火星牡羊座(+月蠍座)。もうこれだけで「お勤め、ご苦労さまですっっ!!!」と合掌したくなる恐ろしい配置w


アセンダントとディセンダントはストレートに対人関係の在り様を示します。アセンダントは「不特定多数に向ける顔であり接し方」です。つまりはソトヅラというヤツです。一方、ディセンダントは「特定の親しい相手に向ける顔であり接し方」です。まぁ、ウチヅラってことですね。


ユリシスはアセンダントが天秤座でディセンダントが牡羊座。この組み合わせはソトヅラがいいタイプと言えますw語幣があるといけないので、言い換えます。見た目より激しい人w基本、人あたりは良いけれど、何かあれば自己をしっかり主張できるタイプです。特にパートナー(恋人や配偶者)に対しては、それが如実に現れます。


男女関係における基本的自己表現の在り方はディセンダントに示されます。ゆえに、ここに天体が乗っている場合、パートナーへの接し方において、その性質が強く出てきます。ディセンダントに火星があれば、パートナーと衝突します。ぶつかり合うこと抜きに、理解し合い許し合うことは至難の業でしょう。


また、ディセンダントは引き寄せる相手の性質(パートナー像)でもあります。確かに、行動力に溢れた強い自己を持つ火星的な男性が好みです。夫はまさにそのタイプ。


金星が乗っていれば、雅で優しいタイプの男性とご縁が強くなり、キロンやリリスが乗っていれば、傷を持った守ってあげたくなるタイプの男性に魅かれるかもしれません。つまり、ディセンダントは「鏡としての他者を通して現れるもう一人の自分自身」なのです。



「もう一人の自分自身」とは「アニムス」と言えます。それは女性の中にある男性性・男性像です。これは父親がモデルとなっていたり、何かしら関係している場合が多いように感じます。そして、パートナーシップの破綻は「アニムスの未熟な部分」がひきがねとなるのです。


女性がどのようなアニムスを持っているか、それはネイタルチャートの火星に現れています。(※男性の場合はアニマで金星です)アニムスは自己を主張しようとする性質を持ちます。未熟なアニムスが現れると、「こうすべきである」という頑固で現実にそぐわない意見を主張し始めるーーとされます。厄介ですよねwしかし、パートナーシップの成就に至る過程ではこれが必ず現れます!


同時に「アニムスが肯定的に働く時(成熟した時)、女性はより創造的に豊かに幸せに生きることができる」とも言われており、まさにその通りだと思います。いつも恋愛が上手くいかない、パートナーシップが破綻する・・・という場合のヒントもホロスコープにはちゃんと示されています。


女性の皆様、もしも、パートナーシップの問題で悩んだなら、まずはアセンダント&ディセンダントの関係、そして、火星を見てください。


火エレメントの火星であれば、未熟なアニムスは「アタイは正しい。アンタの正しさは受け入れない!」と頑固BBAのような主張をするでしょう。(ワタスのことです)地エレメントの火星の場合、ズルいアニムスが「私は大切に守られて当然。あなたが私の生活水準を維持してくれないと困るのよ」と物質的・生存的権利を主張するでしょう。


風エレメントの火星であれば、内なる未熟なアニムスが「もっと論理的に考えて!わかってないな、アホか」と石アタマ的主張するでしょう。水エレメントの火星であれば、傷ついたアニムスが「それじゃあ、私は守られず幸せにもなれない。そんなあなたでは価値がない。私にふさわしくない」と駄々っ子のような主張をするでしょう。(あくまで、ざっくり解釈ですので、ご容赦ください)


そうなんです。未熟なアニムスが関係に亀裂を入れます。未成熟でこどものままのアニムスが「アンタ何様?どんだけエライねんという子どもじみた主張」をしてくるのです。だから、相手を変えても同じことが起こります。本当は自分の「正しさを主張する男性性とその大元にある無意識の傷と恐れ」が原因なのです。それが相手への怒りや敵意、拒絶感として現れてきます。

ですから、相手を変えようとすることは全く無意味です。地球上の誰も「私を幸せにするために、私のニーズを満たすために生きているわけではない」ということ・・・パートナーシップを得るためには自分のアニムスを成熟させるしかありません。これを理解した上で、パートナーシップに向き合うと全く違う視点が生まれます。


関係を続けるか終わらせるか悩んだら、まずは、感情の波風が穏やかに落ち着くまで、一旦、その問題から離れてみることをお勧めします。そして、感情ではなく知性で判断します。この関係から得られるものはあるか、お互いに与え合えるものがあるか、二人でいて創造的な人生が歩めるか、これは私の魂が求めていることか・・・


向き合うべきはディセンダントに現れている自分自身です。ディセンダント牡羊座で火星が乗っているユリシスは、私の中の攻撃的なアニムスを成長させる必要性があり、パートナーに向けられた怒りを創造性と健全な能動性に変えることが求められます。それができた時、理解→受容→感謝という昇華が起こります。私自身、まさにその通りの物語を体験してきました。


天王星天秤座世代の皆様は、そして、天王星が上昇星だったりする皆様は、特に!「パートナーシップの成就・内なる男性性と女性性の融合、許し」が魂の悲願なのだとユリシスは思います。


すべての女性が幸せになりますように♡
心から祈りを込めて・・・
勿論、男性もね!!!

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