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人から見た印象はアセンダントだけではない

占星術における3つの最重要キャラクターは太陽・月・アセンダントです。今回は、この中でもアセンダントとそれに準ずる感受点について取り上げてみます。一般的に、他者の目に映る私たちはアセンダントの印象が強くなると言われますが、確かにそうだと思います。特に、出会いがしらの第一印象としてはアセンダントが突出して目立つでしょう。



しかし、このアセンダントは「実際に対面した時に受ける印象」です。直接的には知らない方の場合、たとえば芸能人や著名人をメディアを通して見る時、私たちはその方のMCを見ているとも言えます。MCは「社会的使命や役割を通して広く公に見せている顔」でもあるからです。



たとえば、アセンダント天秤座・MC獅子座の著名人がいたとします。カリスマ性があり非常に自信に満ち溢れて見えていたのに、その著名人と実際に会って会話を交わしてみると、アセンダント天秤座の印象(調和的で物腰の柔らかな印象)に置き換わるーーなんてことは十分にあるでしょう。



これ以外にも、松村潔さんはバーテックスは第二のアセンダントと述べておられます。つまり、他者からは「私たちのバーテックスサインが突出して見えるため、そのような印象を持たれることが多々ある」ということでしょう。



バーテックスはVtと表示される感受点で「社会(集団性)から強く求められる役割・使命(アンチバーテックス)に対する自己表現の在り方・関わり方」を示すとされます。ちょっとややこしいので具体的に書きますね。



これについてリサーチしてみましたが、確かにそのように見えることは多いようです。私自身はアンチバーテックスが射手座(集団から求められる役割・個人的使命)で、バーテックスはその対極の双子座(それに応えようとして出てくる性質・キャラクター)です。ある程度の距離感がある他者からは双子座的なマルチリンガルでフットワークの軽い人に見えるらしいです。



他者から見えている私たちとは「他者や世界に意識的に見せている顔」あるいは「特に意識的に見せていなくとも強く表現される性質」です。それはアセンダントや太陽だけではなく、MC・上昇星・バーテックスなど複数あるということなんですね。家族や親友であれば、月を含めたすべての性質をミックスした包括的な私たち自身を認識してくれますが、通常はすべてのパーソナリティの側面を見せているわけではありません。



周囲の人に自分の印象を訊ねてみることで自己認識が深まるかもしれません。どの部分が特に目立っているかで星をどのくらい使えているかの参考にもなりそうです。自分を正しく知ることは占星術においても、生きる上でも最も大切なことです。



私的には「MCが目立っているよ」と言われたら嬉しいですが、まだまだ星を使い切るぞという気概が足りないようです。MCは開花させることが容易ではないポイントで、克己心を出さないといけません。本日、トランジット火星がネイタル火星と同じサイン(牡羊座)に戻ってきましたので、いっちょヤル気を出していきたいと思います!



では、皆さま、楽しいGWをお過ごしくださいネ♡

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