見出し画像

ぶっちゃけ、海王星とは何か?

海王星は〇〇な星ですよーーと明確に言語化することが少々難しい天体です。何か見えていない最後のピースがあるけれど、それを掴み切れない感じがあります。痒いところに手が届かない感じ、わかりそうでわからん感じが漂っていて、海王星フラストレーションになりそうです。


そんなユリシス、先日、奇妙な夢を見ました。海王星について誰かに教えてもらっているのですが、ややこしい図が出てきたり、抽象的な概念が入っていたりで、どういうことやねん?でした。けれど、はっきりわかったことがひとつあります。夢に出てきた図は、まさにヌーソロジーで示される下記の図です。四次元入れ子構造を示す図とも言えます。



よく「自分軸」と言いますが、この自分軸は固定されたものではありません。自分軸とは他者視点や相対的空間を含む全体の中に漂い、瞬間瞬間、揺れているものです。曖昧に揺れながら確実なポイントを掴む技術を習得できた時、本当の自分軸が定まります。その観点から見ると、海王星とは「真の自分軸を見つけるために」働く星であり、全き自分軸を掴むために私たちに働きかけている星だと言えるのです。他者や外界と融合しながらも、決して溶け込まない自己という究極の中心点、究極の一点です。



物質世界で生きるためには、目の前の現実にピタリと焦点を合わせる視点が必要になります。そこに何かの曖昧さや逃避の意識が働くと、軸は永遠に定まりません。すべてを曖昧であやふやにする海王星の働きを受けて、一旦は迷妄感の中に入り込んでから、目を開いて軸を定め、意識をズバッと覚醒させる働きーーそれが海王星の基本的働きと言えるのでしょう。



つまり、私たちは、まず、海王星の星座とハウスに関することが見えない状態になり「狂気」するわけです。その事柄にはどうしても迷妄感が漂い、現実を直視して正確な事実を捉えることができないのです。その状態から人類を覚醒させることが海王星の本当の目的です。



私の海王星は射手座2室にあり、海王星の支配するハウスが5室です。ぎゃーー赤面。もうそのままです。蠍座の月も2室にあるため、なおさら現実的な経済観念がカラッキシありませんでした。お金はどこからか湧いてくるものだと、本気で思っていました。(そんなわけあるかいっ)自己表現や恋愛についても、迷妄感漂う感じが満載でした。


射手座の海王星を持つ場合、「可能性・精神性」を過大評価するような面がありそうです。前向きで発展的に未来の可能性を信じるということではなく、見たくない現実を見ないまま、どうにかなるよと突き進むような傾向です。つまり、海王星のある星座とハウスの事柄においては「魚座的お花畑」になるのです。キツイ言い方ですが、事実ですから仕方ありません。


そして、海王星のアスペクトも月のそれと似たような働きがあります。ソフトアスペクトであっても、一旦は迷妄感やお花畑的思考を通過して、目が醒めた時にその真価が輝きます。現実を見る。状況を的確に把握する。今できることをやる。そのようなパキッとした意識状態になればこそ、海王星の力を活かすことができます。


現実逃避の視点で海王星の影響を受けると「狂気」になり、自分軸が定まった自立した視点で海王星を使うと「卓越した表現性と芸術性、現実創造力」が生まれます。まさにもろ刃の剣です。


海王星の創造性は無尽蔵に湧き上がるものであり、一切の垣根を持ちませんから、この星を使えるようになれば最強です。特に、クリエイティブな職業、アーティスト、物書きにとっては、喉から手が出るくらいに欲しいエネルギーです。水星・海王星合のアスペクトを持つ方で「いくらでも書ける、イマジネーションがいくらでも湧き上る、自分では止められない」と仰る方がおられましたが、まさにそうなのだと思います。


海王星は自分軸を持たないままでは、決して使うことができない星であり、狂気の世界と常に紙一重です。海王星と関連する魚座・12室の反転は、乙女座・6室ですので、現実的視点、正確な分析力、謙虚さと誠実さ、責任主体、ひた向きな継続力、奉仕的精神なども、海王星と仲良しになるためには必須項目です。


2012年~2025年までは海王星が魚座に位置しています。この期間、魚座的象意に関する事柄における迷妄感と詐欺的要素が最大まで引き出され、そして、嘘やごまかしが暴露され、ズバッと一蹴・破壊されるでしょう。


よくわからないビジネス(ユリシス的表現ではNASAビジネス)、よくわからない薬品や医療、よくわからない経済システム、よくわからない風習や因習、よくわからない宗教的なもの、よくわからない芸術やスピリチュアル・・・なんやようわからんけど、もしかしたらいいかもしれん、もしかしたら得なんかもしれん、もしかしたら効くかもしれん、もしかしたらすごいのかもしれん的なもの一切が壊れていきます。(あと数年ね)



2025年以降は海王星が牡羊座に入ることもあり、今から「よくわかるもの」を目指す方が賢明です。「よくわかる明確な生き方」です。ユリシスは個人的にずっと気になっていたのですが、誰かの言葉を借りて語ること、自分がはっきり言語化できないワードを使うことなども、まさに海王星的迷妄感です。


例えば、〇〇次元というワード。私もたまに使いますが、これを明確に説明できないならば、使わない方がいいのです。つまり、海王星と調和的に生きるためには、自分の経験から「知っている」ことだけを話し、「知っている」概念だけを取り入れることです。アイビリーブではなくアイノウです。それも、知っています!!!という確信に満ちているものです。それが自分軸です。


よくわからない曖昧なスペースに「なにかずるい要素、現実逃避の要素、お花畑的要素」を入れると、海王星が破壊する方向に働くからです。そうではなく、海王星は創造性やイマジネーション、真の芸術、美しさ、本物の慈愛、宇宙的人類愛の方向に向けなくてはなりません。



トランスサタニアンはどの星も「真価」を引き出す天体であり、霊的な成長をもたらします。あなたがたに不可能はない、心配もない、孤独もない。魂は永遠であり、命あるものはすでに救われているという力強いメッセージを発しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?