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往復書簡

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大学時代の先輩にあたる教師――仮にO氏と記しておく――との、事務的なやりとりから発展した往復書簡の一部始終である。ただのメールのやりとりとて、馬鹿にできぬ内容に発展することもある。
文学者と批評家。だが、互いにその作品を干渉し合うことはなかった。ただ、書簡を交わし合うのみ。 ある… もっと詳しく
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第二十四稿 頭韻 五味子のジャム

二〇二〇年十一月二十六日(木) 韻の踏み方は押韻にとらわれず 道 羊 (銀) 空 の韻も好…

ゆりてる
3年前

第二十三稿 宴 七言絶句

二〇二〇年十一月二十四日(火) 饗宴Y文学館 K通風

ゆりてる
3年前
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第二十二稿 知性 解題 ~追記~

(K追記) 語ることで、語られない部分を語る。

ゆりてる
3年前
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第二十一稿 知性 解題(後編)

さて、いよいよY先生の「知性」解題である。 ご近所の旧居が壊されている、という事実は、幼…

ゆりてる
3年前
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第二十稿 『知性』 解題(前編)

二〇二〇年十一月十一日(水) 解釈 本校に勤める教え子が、三年目研修で、李白の「黄鶴楼に…

ゆりてる
3年前

第十九稿 物の価値は人が決める

Y様 K先生 二〇二〇年十一月九日(月) 知性とは。ある人にとってそれは見咎めたくなるもので…

ゆりてる
3年前
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第十八稿 知性

小生の詩の新作です。 知性 ―信濃なる浅間の岳に立つ煙をちこち人の見やはとがめぬ (新古今和歌集)

第十七稿 発露する一滴を直接口にする

O氏の曰く、時間が、つながっていたいと考える人との交わりが、何よりも大切だという言葉が胸…

ゆりてる
3年前
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第十六稿のあとがき

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ゆりてる
3年前
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第十六稿 思いは時空を越える 献杯

高校の同級生の死を、同窓会で知る。なんという虚無感。 「お前知らんかったのか」 ――知らな…

ゆりてる
3年前
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第十五稿 非武装非暴力 あの方はガンジーを地で行く

小難しくはできないから、感覚的に書いたものを返信した。 Kは、その早さに驚いたこともあるよ…

ゆりてる
3年前
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第十四稿 どうしてもM.Hには手が出ない

読めないのは目が見えないわけではない。まだ、そこに足りていないのだ。 親の質が子どもにど…

ゆりてる
3年前
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第十三稿 じゃがいもの花

典座教訓は「てんぞきょうくん」と読みます。造詣が深すぎる男が本領を発揮し始めました。 こ…

ゆりてる
3年前
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第十二稿 抜き身の真剣

こちらから斬ることはないよ。 でも、だからといって斬られるつもりもないよ。 正しいものは正しいからね。 *     *     *