ゆるりえ

30代のフリーランス転勤妻。28歳で幼馴染みと結婚し、妊活をはじめるも7年間恵まれず、…

ゆるりえ

30代のフリーランス転勤妻。28歳で幼馴染みと結婚し、妊活をはじめるも7年間恵まれず、顕微授精で初めての妊娠。不妊治療とアウトドアライターの本音をつらつらと。過去の自分に向けたメッセージがだれかにも届きますように。

最近の記事

妊活の辛さは人それぞれ

妊活をよく知らない人からすると「妊活=不妊治療」。 妊活をしたことある人からすると「不妊治療=人工授精・体外受精」。 妊活って夫婦で子どもが欲しいと思って行動を始めたときからがスタート。 そう思って始めたはずなのに、いつのまにか 「病院に通わず、独自で妊活している人は不妊の辛さをわかってない。」 「体外受精もしてないのに」なんて思ってしまう。 私にもそんなときがあったのは事実。 でも冷静になってみると、そんなのだれが決めたのかって話。 実際、私は妊活を始めてから顕微

    • 卵管造影検査は痛い?個人的な感想

      不妊治療の際にだれもが経験したことがある「卵管造影検査」。 私も不妊治療の最初の難関が卵管造影検査で、直前までめちゃくちゃ緊張していたのを覚えています。 これから卵管造影検査をされる方は、不安で仕方ないはず。 そこで私の経験談と個人的な感想をご紹介します。 少しでも参考になれば嬉しいです。 卵管造影検査とは? 正式名称は「子宮卵管造影検査」といい、精子と卵子が出会う通り道である「卵管」が封鎖されていないかを確認する検査です。 卵管は通常2つあり、何らかの原因で詰まっ

      • 内診台で寝られるようになった話

        不妊治療をしていると、毎月、毎週のように内診台にあがる。初診は少し恥じらいがあったはずなのに、何か月、何年も続くとそんなの忘れちゃう。 スカートで行ってたのに、受診の日でもパンツスタイルで行っちゃう。 内診台にあがって、医師がくるかと思いきや急患で、そのまま待機なんてこともある。 そしていつの間にか下半身裸のまま寝ちゃってた……なんてことも! 不妊治療で女性だけの特権である「妊娠」を希望しているのに、女らしさが無くなっていくのを日々感じてた。 ------ いいの

        • 不妊治療はシフト表とのにらめっこ

          不妊治療を始めて一番ストレスだと感じたのが、仕事との両立。 人工授精では卵胞チェックをして、排卵日2~3日になったらようやく日程が決まる。 つまり、それまで医師の指示どおりに受診しなければならない。 とはいえ、仕事のシフトって大体、1カ月前には決まってる……。 だから毎月の希望休を入れるときは、排卵日予測アプリとのにらめっこ。 それでも体は毎月ドンピシャとはいかず……。 「明日また来れる?」と医師にいわれれば、行くしかない。 そのたびにだれかに勤務交代を頼む。理由は

        妊活の辛さは人それぞれ

          子宮内膜よ、厚くなれ!

          内服とタイミング療法を続けていたときに、一番の問題だったのが子宮内膜が薄いこと。 クロミッドやレトロゾール(フェマーラ)で卵胞は大きく育つのに、内膜が6mmとかだと薄すぎてそもそも着床しない。 たとえば、卵胞が20mm近いのに、子宮内膜は7mm。 これだと着床する可能性は低いらしい。 「排卵日までもう少しあるから、様子を見ようか」と医師に言われ、できることはないかと必死に探した。 そしてやったことは、ウォーキングとヨガ。 とにかく血流を良くすることを必死に頑張った。

          子宮内膜よ、厚くなれ!

          婦人科の男性医師

          私だけかもしれないけど、婦人科は男性医師のほうが丁寧で痛くないという印象。 (個人の感想です。) 私の経験上、女性医師は5割内診が痛い。 中には異性に内診をしてもらうことに抵抗がある人もいると思う。 私は気にしない派なので、とにかく寄り添って優しく丁寧に接してくれたらそれでいい。 実際、私が通っていた病院(総合病院のほう)は担当医が固定ではなく、男性医師の日もあれば、女性医師の日もあった。 男性医師のときは内診は痛くなく、診察も丁寧。 気になることや「体調は?」など細

          婦人科の男性医師

          今さらながら自己紹介

          略歴 名前:ゆるりえ 出身:鹿児島 職業:Webライター、ブロガー 年齢:30代半ば 家族構成:夫 不妊治療歴:4年(妊活歴7年) 好きなこと:キャンプ、ネイル、寝る、食べる 生まれてからこれまで鹿児島県の左側の真ん中あたりで生まれる。 高校卒業後、介護施設(特別養護老人ホーム)へ無資格・未経験で入職。 入職から4年後、介護福祉士を取得。 その後、当時は義務ではなかった介護による特定認定行為従事者(痰の吸引や経管栄養ができる資格)や独学で食生活アドバイザー、ネイリスト技能検

          今さらながら自己紹介

          本格的なタイミング法の開始とシリンジ

          離島生活に慣れてきたころ、勇気を振りしぼって婦人科を受診。 私の多嚢胞性卵巣症候群と排卵障害、そして小さな筋腫が見つかる。 とりあえず、タイミング法から開始することに。 まずは今残っている卵胞を排除すべく、内服を飲み生理を起こす。 生理がきたら5日目までに受診して、クロミッドを1錠処方してもらい内服開始。 クロミッドを飲んでるとはいえ、さすが多嚢胞の私のカラダ。 調子が良いときと悪いときの差が激しかった。 クロミッドの成果 調子が良いときは卵胞が2個順調に育ってく

          本格的なタイミング法の開始とシリンジ

          不妊で婦人科を予約する勇気

          不妊治療の第一歩が、婦人科(レディースクリニックなど)を予約すること。 これがとてつもない勇気がいる作業。 最近ではネット予約も多くなってはいるけれど、それでも初診の予約は超緊張。 それでも予約しないと始まらないので 「えーい!私は絶対子どもが欲しいんだ!」という気持ちでいざ、予約。 私の場合は初めて不妊治療を開始した病院が電話予約のみだったので、電話が混み合って繋がらないことも。 仕事の合間にコソッと予約の電話をしてるのに、繋がらないと辛い……。 それでも勇気を

          不妊で婦人科を予約する勇気

          強がっていた妊活初期

          妊活初期のお話。 妊活の話も夫とふんわりしていたような頃。 私の心の中では本気で妊活してたんだけど、やってたことはアプリで排卵日を予測してタイミングを取る、これだけ。 もちろん、毎朝ストレッチをはじめたり自分なりに努力はした。 それでも1カ月、2ヵ月、半年たっても毎月順調に生理がくる。 薄々「私、やっぱ妊娠しにくいのかも」と気づき始める。 さらにはネットで「妊活初めてから 妊娠するまで」で検索してみると【1年妊活をして妊娠しない場合は不妊】と出てきて気持ち的に追い打

          強がっていた妊活初期

          突然の転勤!離島で始まった不妊治療

          本格的に病院に通い始めたのは2020年のちょうどコロナが流行り出した時期。 この頃、夫の突然の転勤で南の島の離島に引っ越すことに。 離島といっても、スーパーは普通に23時まで開いてるし、台風や悪天候にならなければ生活必需品には困らないレベルの島。 とはいえ、知り合いが一人もいない土地に引っ越して、3ヶ月くらいはパニック症のような症状が続き、呼吸が苦しくなることもしばしば……。 だからと言って夫と離れて暮らすのも無理で、すぐに仕事を開始。 新しい就職先は病院の通所リハビリ

          突然の転勤!離島で始まった不妊治療

          結婚・妊娠ラッシュで置いてけぼり。

          私が妊活を本格的にはじめたのは29歳。 そのころ私の身近な友人には既婚者が少なかったけど、30歳を間近にすると一気に結婚ラッシュ。 しかも、そのうち半分は結婚と妊娠がほぼ同時。 結婚適齢期と呼ばれる28歳で結婚して、余裕ぶっかましてたらあっという間に周りに先を越されてしまった。 もちろん、仲の良い大切な友人で嬉しいはずなのに、当時の私は冷静さを保つのに必死。 だって私が先に結婚して子どもも作るもんだと思ってたから。 完全に置いてけぼりくらいました。 友人みんなで

          結婚・妊娠ラッシュで置いてけぼり。

          ストレスに勝てず橋本病を発症

          甲状腺疾患にはバセドウ病と橋本病というものがある。 私の知る限り、家系には甲状腺疾患の既往歴がある人はいない。 2019年、私は橋本病の診断を受けた。 症状が出始めたのはおそらく2018年頃から。 実は2017年に母を心臓病で亡くし、その後、務めていた介護施設が買収され、新しい職場にようやく慣れ始めたころ。(この1年は精神的にもきつかった) 最初に体の異変を感じたのは夜勤中。 急な発汗と手の震えでPCのキーボードが打てない。 とりあえず、ポカリを一気飲みしてようやく

          ストレスに勝てず橋本病を発症

          ネットで大量購入した妊娠検査薬と排卵検査薬

          妊活を始めた当初は、自己流のタイミング法をひたすら試すしかない。 基礎体温計を購入して排卵検査薬で排卵日をチェックして、タイミングを取る。 その後、生理予定日3日前からソワソワし出して、妊娠検査薬でフライングチェック。 この繰り返し。 しかも当時の私は夜勤もしていた介護職。 勤務はシフト制で不規則でしかない生活をしていて、タイミングも満足に取れるとは限らず。 当時は「数うち当たれ」というよりも、正確に当てれば妊娠すると思っていた。 ネットで検索すると、夫婦ともに問題

          ネットで大量購入した妊娠検査薬と排卵検査薬

          「子どもを作ろう!」から気づけば7年経っていた

          子どもが出来にくいと分かっていながら……21歳の頃、生理が2日で終わることが多く、心配になり思い切って婦人科を受診した。 その頃の私はここでは話せないような副業をしていて、性病にもかかったことがあり、婦人科に通った経験があった。 とはいえ、女性にとって重要ともいえる「婦人科」の門は高く、毎回予約するのに緊張はつきもの。 予約したのは地元である田舎の総合病院の産婦人科。 今でも覚えている。 診察してくれたのは、モジャモジャ頭の40代くらいの男性医師。 その男性医師に、生理

          「子どもを作ろう!」から気づけば7年経っていた