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ヤクルトスワローズ2018ドラフト戦略

ドラフト1位に大阪桐蔭の根尾昂選手をすでに公言。
ただし、最大で7球団の競合が見込まれるため、素直に獲得というわけにはいかないだろう。
ちなみに抽選は12球団中10番目。根尾選手を入札すると思われる球団の中ではラストとなり、残り物を引くことになる。

もし、外れたとしても1回目の入札で確定しているのは4球団のみの予定。つまり、4選手しか交渉権を獲得されていないということになる。
その4選手とは根尾選手、藤原選手(大阪桐蔭)、小園選手(報徳学園)、松本投手(日体大)とみられる。
これ以外から外れ1位を入札するのだが、おそらく外れ1位も重複となるだろう。

それでは、各球団の外れ、外れ1位ぐらいまで予想してみると

楽天 根尾→太田(天理)→野村(早実)
阪神 根尾→吉田(金足農)→渡邉(浦和学院)
千葉 藤原◎
中日 根尾→甲斐野(東洋大)→辰己(立命館大)
オリ 小園→太田(天理)→柿木(大阪桐蔭)
横浜 根尾→上茶谷(東洋大)→林(智弁和歌山)
ハム 根尾→甲斐野(東洋大)→渡邉(浦和学院)
巨人 根尾→吉田(金足農)→辰己(立命館大)
福岡 小園→太田(天理)→野村(早実)
東京 根尾→上茶谷(東洋大)→清水(国学院大)
西武 松本◎
広島 小園→梅津(東洋大)◎

一応、各球団重複がなくなりそうなところまで出してみたが、千葉と西武、広島を除いて外れの外れまで行く可能性がありそうだ。
上記に15選手記載してあるので、おそらくこのうちの12人がドラフト1位として交渉権を獲得されるものと思う。

【2位~3位】

スワローズは10番目の指名なので、全体では22番目の選手を指名することができる。逆に3位指名は3番目なので27番目の選手となる。
なので、2位と3位をセットで考えやすいといえる。
もし、根尾を1位で指名していれば即戦力投手2人をこの順位で欲しい。
根尾を外した場合は上茶谷、清水といずれも即戦力投手なので、即戦力投手をあと1人と高校生1人(ポジション問わず)欲しい。
それらに当たる候補を挙げていくと

■即戦力投手

①東妻勇輔(日体大・右投手)
 最速155キロ、小柄ながらも球威ある球で短いイニングならプロでも
②岡野祐一郎(東芝・右投手)
 制球◎、大崩れすることなく試合を作れる即戦力
③高橋優貴(八戸学院大・左投手)
 今ドラフトナンバーワン左腕も4年時に不調
④小島和哉(早稲田大・左投手)
 今秋に成果を出した左腕。まだ伸びシロを秘めている
⑤杉山一樹(三菱重工広島・左投手)
 高卒3年目。193cm、最速153kmを記録しさらに成長中
⑥山本隆広(関西大・右投手)
 制球にやや難があるものの、空振りを奪うことのできる速球が魅力
⑦鈴木翔天(富士大・左投手)
 ひじの故障に悩まされ、今秋は不本意も素材はよい
⑧板東湧梧(JR東日本・右投手)
 故障明けの高卒5年目で開花。美しいフォームで148km/hの速球

■高校生候補(ポジション問わず)

①引地秀一郎(倉敷商・右投手)
 高校ナンバー1、最速153km/hの速球と切れ味抜群のスライダー魅力
②勝又温史(日大鶴ヶ丘・右投手)
 最速152km/hの速球でチームを東京大会決勝まで導く
③市川悠太(明徳義塾・右投手)
 サイドスローから148km/hの速球で打たせて取る投球が持ち味
④戸郷翔征(聖心ウルスラ・右投手)
 最速148km/hの直球とスライダーで高校選抜から三振の山を築く
⑤米倉貫太(埼玉栄・右投手)
 制球がよく、ワインドアップでフォームが美しい
⑥小幡竜平(延岡学園・内野手)
 守備は小園と並び高校ナンバーワンの大型遊撃手

【4~5位】

ここでは投手1+野手1を指名しておきたいところ。
もちろん、【2~3位】で紹介した選手が残っていれば優先的に指名してほしいが、追加で何選手かお勧め選手を紹介したい。

■投手

①直江大輔(松商学園・右投手)
 柔軟性が高く、きれいなフォームでさまざまな球種を扱う
②中村稔弥(亜細亜大・左投手)
 制球がよく、タフなので中継ぎに最適
③高橋拓巳(日本生命・左投手)
 インコースの直球で三振を奪えるも決め球に欠く
④白銀滉大(駒沢大・右投手)
 サイドから149km/h、常にブルペンに待機するリリーフエース
⑤田中法彦(菰野・右投手)
 制球はやや難も、最速152km/hとフォークボールが武器
⑥鈴木健矢(JX-ENEOS・右投手)
 サイドハンドスローに転向し制球を改善、キレのあるスライダーが武器
⑦古谷拓郎(習志野・右投手)
 柔軟性が高く癖がないフォームで将来性に期待

■野手

①小郷裕哉(立正大・外野手)
 俊足で守備範囲も広く、パンチ力を秘めた中距離打者
②石川裕也(東京ガス・内野手)
 守備に光るものをもつ遊撃手、打撃に課題あり
③松井義弥(折尾愛真・外野手)
 九州のゴジラ、パワーのみならず足も速い
④石橋康太(関東第一・捕手)
 中学時代から注目、高校57本塁打+強肩が武器
⑤逢澤崚介(明治大・外野手)
 50m5.8秒の俊足で走塁技術も高い、シェアな打撃

【6位~】

ここまで名前を挙げてきた選手で指名漏れがあれば、その選手を指名すればよいが、下位になると隠し球やロマン枠と呼ばれる一芸職人が注目される。
個人的にはここら辺の指名選手が面白い。
ということで、隠し球的な選手を紹介!

①菊池大樹(四国銀行・右投手)
 今年の都市対抗で優勝候補Hondaを破る金星をあげ一躍注目
②山口航輝(明桜・右投手)
 かつては吉田のライバル、今年は故障で投げることができず、打撃も◎
③伊藤宏太(北翔大・右投手)
 今秋150km/hを計測し注目、北翔大初のプロ選手を目指す
④若山蒼人(中部学院大・右投手)
 アンダースローでゴロの山を築く
⑤山崎智也(静岡大・右投手)
 国立大学が生んだ本格派、球筋がよく将来性に期待
⑥荒西祐大(Honda熊本・右投手)
 高卒8年目で飛躍、試合をつくる能力が高く連投も可能なタフ
⑦吉田大成(明治安田生命・内野手)
 守備のポテンシャルが高い遊撃手、俊足巧打
⑧今川優馬(東海大北海道・外野手)
 ホームランは正義と言わんばかりのフルスイングがモットー
⑨泉恵輔(金沢星陵大・右投手)
 187cmの高身長と柔軟性から投じる150km/hの速球と制球力◎

今年も多くの選手の夢がかなうといいですね。
そして、ここで挙げていない選手でもスワローズに入団した暁にはしっかりと応援して行きたいと思います。


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