のっぽん

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ドラフト予想2023

プロ野球ドラフト会議も間もなく。 昨年、一昨年と日本シリーズにスワローズが進出していたため、ドラフトのことを考える時間があまりなかったのですが、今年は幸か不幸か時間はたっぷりあるので、自分だけのモックドラフトをやってみました。 重複した際はPythonを使って抽選を行っています。 抽選に使用したPythonは以下で公開しているので、試してみてください。 こちらの"A" "B"を球団名に変更したうえで、左上の▶マークをクリックすれば抽選してくれます。 今回はちょっと知識

    • 村上宗隆はセ界最強の4番打者

      2019年に新人王を獲得すると、2020年はシーズン通して4番に座り続けた村上宗隆選手。 驚異の成長スピードで早くもセ・リーグ最高の4番打者との呼び声も高い。 そんな村上選手のすごさと今後の課題を見てみたいと思う。 セ・リーグ1位のOPS2020年の村上選手のOPSは1.012とセ・リーグ1位(2位は青木宣親選手の.981)だった。 セイバーメトリクスの打者指標で最も重視されるOPS(長打率+出塁率)。これは数ある指標の中でも得点貢献値に最も相関関係が認められる指標だからで

      • 山田哲人打撃考察

        今オフFAの動向が注目される中、残留を決めるとともにキャプテンにも就任した山田哲人選手。 その契約たるや7年総額40億といわれている。 しかし、2020年の山田選手は本来のそれとはほど遠い成績だった。 それに伴いチームも2年連続最下位となってしまった。 その山田選手の何がいけなかったのか素人ながら考察してみようと思う。 OBP(出塁率)とSLG(長打率) 昨今の野球ではセイバーメトリクスをプロのみならずアマチュアまでもが取り入れている。そのセイバーメトリクスの打撃指標で重視

        • バティスタについて思うこと

          まったくをもって意味のわからない記事が上がっていた。 まず、再契約すべきか否かという点については、再契約する前にやるべきことが残されていると思う。 それは、今回のドーピング検査で陽性になったことが故意ではないことをきちんと証明することである。 もちろん、間違いを犯した選手に機会を与えることも必要だとは思う。 ただ、それは野球とは関係ない間違いを犯した人間に対してであり、 野球に関する間違いを犯したのであれば、 故意ではないということをしっかりと証明しなくてはならないと思う

        ドラフト予想2023

          ヤクルトスワローズ2019ドラフト戦略

          前回までのシミュレーションでスワローズが獲得してきた選手を振り返る前に、スワローズの今年のドラフト戦略を考えていきたい。 先発投手 質・量ともに圧倒的に不足している。 ただし、昨今のNPBでは投手陣を盤石にするというのは難しいと思う。 ここ最近3年続けて2桁勝利をあげたのは菅野と千賀だけ。 ドラフトの段階でここまでのクラスの選手が獲得できるわけもなく、ただ、こうなる可能性を秘めた選手を獲得することが優先される。 2桁勝てるポテンシャルがある投手というのはどういう投手かと言え

          ヤクルトスワローズ2019ドラフト戦略

          ドラフト会議2019シミュレーション③

          1巡目のドラフト予想 https://note.mu/yuruswa/n/n1bac86974903 2巡目、3巡目のドラフト予想 https://note.mu/yuruswa/n/n3ecbea333ffc もう、ここまで来るとほとんど情報も出ていないのでわからないことだらけで、まったく当たる自信もありませんが、参考程度に見ていただければと思います。 第4回希望選択選手 東京ヤクルト 紅林弘太郎(駿河総合・内野手) オリックス 片山勢三(パナソニック・内野手) 中日 

          ドラフト会議2019シミュレーション③

          ドラフト会議2019シミュレーション②

          一巡目のドラフト予想は下記の通り。 https://note.mu/yuruswa/n/n1bac86974903 今年から2巡目の指名は最下位チームからセ、パ毎年交互に行われるようになった。 今年はセ・リーグが先の指名権をもっているため、 東京ヤクルト⇒オリックス⇒中日⇒北海道日本ハム…の順で 完全ウェーバー制で指名されることになる。 第2回希望選択選手 東京ヤクルト 吉田大喜(日体大・投手) オリックス 津森宥紀(東北福祉大・投手) 中日 郡司裕也(慶応大・捕手) 北

          ドラフト会議2019シミュレーション②

          ドラフト会議2019シミュレーション ①

          10月17日に行われるドラフト会議のシミュレーションを1人で12球団の編成の役割を担ってやってみた。 できる限り、本当の指名に近づけるために個人的な考えに報道なども加味して指名選手を決定した。 第1回選択希望選手 東京ヤクルト 森下暢仁(明治大学・投手) オリックス 佐々木朗希(大船渡・投手) 中日 奥川恭伸(星稜・投手) 北海道日本ハム 佐々木朗希(大船渡・投手) 広島東洋 奥川恭伸(星稜・投手) 千葉ロッテ 奥川恭伸(星稜・投手) 阪神 奥川恭伸(星稜・投手) 東北楽天

          ドラフト会議2019シミュレーション ①

          引退セレモニーに思う

          9月終盤になるとプロ野球界では引退の声が聞こえ始める。 何年プロ野球ファンを続けてきても胸がしめつけられる思いで一人一人の名前を確かめる。 ただ、引退を選べる選手はごくわずかで、ほとんどの選手が10月に入って発表される戦力外通告によって今まで在籍していた球団のユニフォームを脱ぐことになる。 引退を選べる権利を持った選手たちは引退セレモニーを行うことが多い。 時には、試合に出場して引退試合となることもある。 東京ヤクルトスワローズでは館山昌平投手と畠山和洋選手が引退試合を行い

          引退セレモニーに思う

          NPB版ルール5ドラフトを考える

          「現役ドラフト」を選手会側が主張をしているらしい。 現役ドラフトとはMLBでいうところのルール5ドラフトのことである。 ルール5ドラフトとはロースター40人枠から漏れた選手を他球団が獲得することができるドラフトのことで、獲得した選手は25人枠に必ず登録しなくてはならないというルールがある。 要するに有望な選手の飼い殺しを防ぐシステムである。 これをNPBで導入するためには、40人枠という概念がないため難しい。 そこで、出場選手登録日数で区切りをつけることがスムーズかと思う。

          NPB版ルール5ドラフトを考える

          ヤクルトのドラフトは本当にこれでよかったと思う

          10/28の文春野球で菊池選手(ライターさんのペンネームです)によって「ヤクルトのドラフトは本当にこれでよかったのだろうか?」という記事がアップされた。 私もドラフトについては85点で足りない点はあると前回の記事で書いたが、獲得した選手については何ら不満はないと考えている。 ここからは、菊池選手の記事を引用しながら、それに対して自分なりの回答を記していきたい。 清水昇の1位指名に感じたこと ドラフト1位には、相応の役割を期待してしまうもの。清水に過度なプレッシャーをかける必

          ヤクルトのドラフトは本当にこれでよかったと思う

          ドラフト2018振り返り②

          前回の続きです。 育成1位 内山太嗣 (栃木ゴールデンブレーブス・捕手)小柄ながらも捕球から送球まで無駄がなく、ポップタイム1.9秒の強肩を誇る。打撃もパンチ力はないものの巧打で選球眼もよい。高卒から社会人で3年でドラフトを待ったが指名なく育成も可能な独立リーグへ入団した目的意識の高い選手。 育成2位 松本友(福井ミラクルエレファンツ・遊撃/外野手)足も速く内外野をこなすユーテリティプレーヤー。パンチ力もそこそこあり、レギュラーも狙えるが一軍レベルだと現状は便利屋か? ポ

          ドラフト2018振り返り②

          ドラフト2018振り返り

          2018年ドラフトが10月25日行われ、スワローズは本指名8名+育成2名の合計10名を指名した。 1位 清水昇 (國學院大学・右投手)帝京高校時代に先輩の山崎康晃に教わったツーシームなど多彩な変化球と140キロ台後半の直球を交えて相手を交わす巧みな投球術をもっている。自滅するようなこともなく制球力も安定している。大学3年からエースとしてマウンドを守り、4年春には東洋3人衆を抑えて最優秀防御率に輝く実績をもつ。決め球がないので、そこが心配ではあるが、ツーシームにさらに磨きをか

          ドラフト2018振り返り

          ヤクルトスワローズ2018ドラフト戦略

          ドラフト1位に大阪桐蔭の根尾昂選手をすでに公言。 ただし、最大で7球団の競合が見込まれるため、素直に獲得というわけにはいかないだろう。 ちなみに抽選は12球団中10番目。根尾選手を入札すると思われる球団の中ではラストとなり、残り物を引くことになる。 もし、外れたとしても1回目の入札で確定しているのは4球団のみの予定。つまり、4選手しか交渉権を獲得されていないということになる。 その4選手とは根尾選手、藤原選手(大阪桐蔭)、小園選手(報徳学園)、松本投手(日体大)とみられる。

          ヤクルトスワローズ2018ドラフト戦略

          【ドラフト】堀誠 投手(NTT東日本)

          経歴:日本航空高校→立正大学→NTT東日本 身長186センチから角度あるストレートは最速145kmながらも球速以上にキレがあり、打たせてとる投球。 制球力も高く、スライダー・カーブ・カットボール・シンカー・チェンジアップ・ツーシームと多様な変化球を持っている。 特にカーブの切れがよく、ストレートとの緩急の組み合わせで打者を翻弄していく。 決め球があるわけではないが、試合を組み立てる能力には長けており、大崩れはしないタイプ。 立正大学時代はオリックスの黒木投手とチームメイトで

          【ドラフト】堀誠 投手(NTT東日本)