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モラハラは気づかない

モラハラって言葉知ってますか?

私は、「それってモラハラじゃない?」
って友達から言われるまで、
モラハラという言葉を知りませんでした。

モラハラとは、一般的には「言葉、態度、文書などによって継続的に相手の人格や尊厳を傷つける精神的な虐待行為」などと言われます。

出典 【弁護士が解説】これってモラハラ?(夫婦の間でどこまでが許されるのか)

そう、精神的虐待行為なんです。

虐待とは主に以下の5つに分類されています。

身体的虐待
対象に身体的暴力を加える
心理的虐待 (精神的苦痛)
対象に心理的暴力を加える(精神的苦痛を与える)
性的虐待
対象にセクハラをしたり、性的暴力を加える
経済的虐待(金銭的虐待)
対象に金銭を使わせない、無心する・奨学金を勝手に使う(成長した子供・高齢者に多い)
ネグレクト(養育放棄・無視)
対象に必要な養育を提供しない、小学生ぐらいになるとお金だけ渡すこともある

wikipediaより

心理的虐待 (精神的苦痛)
モラハラにあたります。

モラル(良識とされる道徳や倫理)によって行われる
ハラスメント(嫌がらせ)です。

今日はモラハラは受けてる本人も、モラハラ与えてる方も気づいてないのでは無いかということを話したいと思います。

これは実際モラハラを受けたことがある私の事例です。

元旦那は26歳年上で、私よりも人生経験も豊富で、
頭の回転も早い人でした。
私はとってものんびりした性格で、いわゆるトロいんですね。

よく言われたのは
「おまえはホンマに頭悪いな」
「何回言ったら分かるん?アホなん?」
「そんなことやってたら離婚するで」
「おまえは頭悪いねんから、俺の言うこと聞いてたらいいねん」
「もっと鼻が小さかったらちょっとは可愛いのにな〜」
「笑ったらもっとブサイクやから、笑わんほうがいいで」

などなど、ほぼ毎日のように言われました。
当時、その言葉を聞いたら、
『ごめんね。今度から気をつけるね』
外見のことを言われたら、気をつけることも出来ないので、
『ごめん、ごめん』と謝るしかできませんでした。

毎日言われると、慣れてきて、
本気で、私は頭が悪くて、女性としても見てもらえない、
価値の無い人間なんだって思って、
いつも申し訳ない気持ちになっていました。

でもある日、友達が遊びに来たんです。
一緒に食事をしていると、
元旦那が私に、
「ほんまおまえ頭悪いな〜」といつものように言いました。
『ごめん』といつも通り私は謝ったんです。
私達2人にはいつもの会話です。

しばらくして元旦那が出て行った後に、
友達が
「ねぇ、あれ何?あんな事言われて怒らないの?私やったら言われたら即離婚やわ!」
『え?』
友達はとても怒っていました。

これって怒って良いことなの?
おかしいことなの?

初めて気づいたんです。
自分のことを侮辱されて悲しいって思っていい、
怒っていいという事に。

思い返せば、元旦那から言われている言葉たち、、、
傷つく言葉たち、、、
心に刺さった無数の針の痛みに
そのとき初めて気づきました。

これは、どうしたらいいんだろう?

居ても立っても居られないようになった私は、
この状況はどんな状況か、
専門家の話を聞いてみようと思い
区役所に行ったついでに、
「夫のことで相談があると」言うと、
相談員が個室に通してくれました。

一通り、今の生活を伝えると
『深刻なモラハラと経済的虐待ですね』
と言われました。
『今すぐ逃げたほうが良い』
『母子シェルターを案内するからいつでも連絡して』と
相談員の方は深刻そうな顔で言ったのです。

そんなに深刻な状態なの?

虐待?私が受けてるの?

最初は意味がわからなかった。
だんだん、物凄い悲しみと怒りが湧いてきました。

もう耐えられない。
そう言って良いんだ。

なんで今まで気づかなかったんだろう。

ずっと、元旦那と私、子どもの3人の世界。
その世界が全てだと思っていました。
でも、ちょっと外に目を向ければ、
相談に乗ってくれて、
違う目線で見てくれる友達や、行政の人もいるんだ。

そう、気づかないんだ本人は。

もし思い当たる節のある方は、
是非すぐに友達や行政の相談員に
話だけでも聞いてもらってください!!!

『これって普通なのかな?』

そんな疑問があったらどんな些細なことでも良い。

もしかしたら、それはモラハラかも。
それは虐待なんですよ。


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